この物語は、死んでしまった母親が、雨の季節だけ奇跡的に家族の元に戻ってくるという話で、最後に種明かし的な展開があるのですが、私は、初め見たときは、あまり意味が良く分かりませんでした。でも、2回目に見たときに意味を理解し、それから何度か繰り返し見たのですが、この作品は、見れば見るほど面白くなる映画だと思います。家族の住んでいる家が森の中にあるので、風景がとても綺麗で見ているだけでも癒されるし、音楽を聴くだけでも泣けてくるし、出演者にも透明感があり、物語抜きにしても不思議な空気感がある、素晴らしい作品です。それに物語も感動的なので言うことなし、という感じです。初めて見て??だった方も、繰り返し見てみることをオススメします。新しい発見があるかもしれません。
ある雑誌で紹介されているのを見たときから読んでみたかった。思ったとおり(それ以上)の素敵な内容でこの本に出会えてよかったと心から思った。 私も大切な人を亡くしてしまったばかりだったので、主人公の気持ちが痛いほどよく分かり、また自分自身が癒された。 誰でも命に代えがたい大切な人がいるもの。そんな人を喪ったとき、その人との思い出とどんな風に寄り添ったらいいのか。それを教えてもらった気がした。
ある日、主人公の経営するアクアショップに美人な女性が訪ねてくる。 彼女との出会いで、主人公の触媒はどんどん広がっていく・・・。 今回はまた、前作と違うテイストで物語が仕上がっている。 「いま、会いにゆきます」や「恋愛寫眞」は、亡くなった人への想いが、切なさや涙を誘っていて少々重い感じがしたが。 今作は、心に爽やかな風が吹いてくる様な、読み終わった後に ちょうどいい位の切なさ、喪失感、爽快さが湧き上がってきた様に思う。 恋愛小説というジャンルに囚われず、青春小説という分野に挑戦 した市川氏の手腕にまた感動させられた。 この風を色んな人に感じて貰いたいと思う。
他のDVDを購入しようと、サイトを見ていて、たまたま、このDVDの評価を見て、絶賛だったので、『えぇーっ、本当かなぁ〜?』と思いつつも、購入する事にしました。ただ、選択ミスして、価格の高いプレミアムエディションを買ってしまい、しまった!!とか思っていたのですが、DVDが届き、彼女と見たのですが、冒頭は坦々と『あぁ、学生時代にこんな事、あったなぁ〜』とか懐かしく思いながら、見てたのですが、DVDを見終えて、彼女とふたり、人を愛するという事の大事さを改めて、思い、涙が止まりませんでした。プレミアムエディション買って良かったです。僕の手元には、封入特典の手紙が残っていて、手紙を見るだけで、人を愛そう!大事にしよう!と思わせてくれるからです。感動。
公開から3年も経ったのに、DVDをついに買ってしまった。
仕事、生活。忙しく働く毎日。
そんな何かに迷ってしまったとき必ず見たくなる作品が
「いま、会いにゆきます」だった。
結末は判っている。何度も見ているから。
大切な人に何を残せるか?
自分はこの世界で何が出来るか?
心の中で問いかける永遠の命題にいつでも答えをくれるこの映画。
澪のような壮大な決意でなくていい。
自分が下す小さな決断。それが自分ではない誰か大事な人に基づいている。
これこそ、一人の人間ができるたった一つのことなのだと。
ファンタジー?非現実的?
それでいい。
何年経っても、迷ったとき、つらい時に見返したくなる作品こそ
名作と言えるのだと思う。
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