もちろんストーリーは知っていましたが、原作を読むのは初めてでした。日本語をもっと勉強しないとね。
普段使いに愛飲している。やさしい味です。友だちにもプレゼントして珍しがって喜んでもらった。
神秘的という言葉が非常に 印象的な作品。 2つの作品はともに妖怪が絡み しかも1つ目に関しては人間の 穢れきった心の描写が出てくるという 耳の痛い話です。
しかも人間のエゴは 自分の任務を全うしないくせに ほかのまっとうする人物に押し付け なおかつよそ者ゆえに よそ者の女までをいけにえに供そうとし…
しかしそんなエゴの塊の人間に 最後の最後に裁きが訪れます。 そう、妖怪たちの最強の仕打ちが… 至極当然の報いですね。
そして後者の作品には 恋も見られます。 そしてそれがまた妖艶なのです。
やや表現は古いものの 作品としては現代に 十分通用する作品です。
思っていたよりは単純なストーリでした。でも興味深い。実際の夜叉が池に行ってみたい。
寺山修司の映画の最高傑作が本作であるというのが 小生の確信である。 「田園に死す」「さらば箱舟」「上海異人館」等の 大作、問題作も 寺山は撮ったわけだが 切れ味の良さの点で 本作が一番である。とにかく幻想的であり 我々観客は 泉鏡花と寺山修司が共犯関係で作り上げた 誠に不思議な迷宮世界に 迷い込んでしまった思いである。寺山の身上である 大ケレンの連続であるが 原作に泉鏡花という強力な話し手を備えたことで 大ケレンが 実に しっくりと来ている。たかだが40分程度の短い作品であるとはいえ 十分堪能してやまない。 それにしても 本作は23年前に俳優座シネマテンのナイトショーで見たことを思い出す。あの頃は 本当に映画を見ること自体が大変だった。DVDという時代を得て 便利である一方、「ぴあ」を隅から隅までなめ回した時代も懐かしい。
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