KENNY LOGGINS 『Playlist』(2012)
最もコマーシャリズムな時期だったといえる 1979年〜1988年の10年。この編集盤はその時期にスポットを当てたものとして、案外めずらしいものではないだろうか? ポップなヒット曲を放つようになってからは、サウンドトラック絡みにより一般的な人気も定着となったのは周知のところで、KENNY LOGGINSというアーティストに最も親近感のある時期でもある。
大ヒット曲「Footloose」「Danger Zone」はコンピレーション盤の常連だし、それ以外にもヒットチャートを賑わした曲、大ヒットへのポテンシャルを秘めている曲など、R&R色の濃いポップナンバーだけをこうして集中して収めると爽快ですらある。
このシリーズ、以前は薄っぺらい紙ケース入りのチープなものだったが、最近変わったのかしっかりとジュエルケース入りで10ページ以上の写真やちょっとした解説付の丁寧な編集盤となっている。 音質面でも全てリマスターサウンドで編集されているだけではなく、それぞれバランスの良いレベルで統一している点にも好感が持てた。 リーズナブルでもあり、ぜひおすすめできるBest盤。
このアルバムは、1999年版と2006年版とで、 若干、収録曲が異なります。
2006年版では、1999年版の、AS I LAY ME DOWN(トラック6)がなくなり、 代わりに、Open Arms(トラック17)が収録されています。
お間違いのないように。
この頃のケニーロギンスを知ってる人には最高でしょう。グランドキャニオンのライブという事で価値観もあり。値段も安い。のんびり家でお酒でも飲みながら大画面で見れば懐かしさとほのぼの感でいい感じになるでしょう。
流石ベスト版、素晴らしい曲構成 映画トップガンのテーマ曲、5. Danger Zone (デンジャーゾーン)から 今海外ドラマ『Glee』で人気再沸騰中の『ジャーニー』のボーカル スティーブペリーとの9. Don't Fight It (ドントファイトイット) 自分はプレゼント用にも購入しました。 このベスト版には収録されていない曲&名曲を堪能したいなら バック・トゥ・アヴァロン(紙ジャケット仕様)もおススメ ベスト版と同等の美しくシャープな歌声を聞けます。
監督のハーバート・ロスは、隠れた名作の『ペニーズ・フロム・ヘブン』(1981)でも、音楽と映像の見事なコラボレーションを見せていたが、この作品の映像は見事の一語に尽きる。 とくに素晴らしいのが、ケヴィン・ベーコンが工場で踊りまくる場面(おそらく映画史上もっともダイナミックなダンスシーンであろう)と最後のパーティー場面。それぞれの場面で「抑圧」と「解放」をダンスで演じきったベーコンも特筆に価するが、ドリーやパンを多用し激しい内面を映像化した前者と、カメラを固定し編集だけでダイナミズムを表現した後者、対比して見るとロスの映像的感性の素晴らしさがよく分かる。この監督は、やはり只者ではない。
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