産休・育休で、作者にとっては５年ぶりの単行本。
女性らしい目線で描かれた男女カンケイのおかしさと
毎回お約束のように挿入される４Ｐほどのエッチシーンが特長です。
・ネコと暮らせば
メガネ屋さんで働く弓月は神野とつきあっているが、神野は部屋で飼っているネコの「うどん」を溺愛し
弓月は２番目に甘んじている。そんな彼女を同僚女子・澄香が合コンに誘い・・
・恋は未確認
秘境の温泉に行く砺波はＵＦＯフリークの同僚・曽我と遭遇し、同じ宿で泊まることに・・
・ボク専用ウェイトレス
カフェレストラン・水蓮では、有希がウェイトレスで出るときに必ず来る客がいて・・
・おとなの社会科見学
不動産会社で働く荒井茉莉花は、地元の産業の現場を巡る「おとなの社会科見学」に興味を持ち
体験コースに参加するが、陶芸家のモト彼・背振岳に再会し・・
・お見合いしちゃダメ
河原が心を寄せる２コ年上の同僚男子・伊吹先輩が、自分と同様に明日休みと聞いてデートの誘いをかけるが、
見合いをすると聞いてショックを・・
・最後の３日間
メガネ屋さんで働く各務夕妃はいつも訪れる客・賀当に食事に誘われ告白されるが、
転勤するので３日間しか会えないと言われて・・
・乙女チックに恋して
食生活ダメ女子・大津アヤは仕事人間。そんな彼女に惹かれる後輩男子・須藤は食生活を支えてあげようと・・
・やさしいリサイクル
フリマで掘り出し物を探していた周防紅は、昔一緒に暮らしていたショーマと再会し・・
イケメンだけど妙な一面を持った男たちに振り回されてしまう
微妙な年齢に差し掛かった女性たちのお話が多かったように思えました。
それでいて、フリマの話とかネコとか、趣味的な色合いなんかもあって楽しめました。
Ｈシーンはちょっとワンパターンだったかな？
ひろせみほの描く女の子は、やわらかそうで良い。それはともかく、長編よりも短編が良い作家だと思う。この本は、漫画ピザッツでの短編を集めたものだが、ページ数が少ないことからストーリーもなく単にＨシーンがあるだけの他の漫画と違い、短い中にもちゃんとした設定やストーリーがあり、話を楽しめる。特に単行本化したときに、その違いは明らかである。
表紙の絵が気に入れば、絶対に買って後悔しないと断言できる。
「らぶちゅ！」に連載された作品などを集めた短篇集。
・田舎に泊まろっ！
野ざらし状態の「野良温泉」をバイクでめぐるのが趣味の田原坂蓮二郎。
無理やりバイクに乗せてもらった美樹は、「温泉」のあまりの荒廃ぶりにあきれ
ラブホに立ち寄り、お風呂に入ることに・・
・乙女心はリバーシブル！
オセロ（リバーシ）ゲームが趣味の久子。職場の旅行で海沿いの民宿まで来たものの
女子たちはひと夏の思い出づくりに夢中。
そんなとき、久子は無口な中嶋の相手をおしつけられリバーシ勝負をするが、負けてしまい・・
・海と空と白い診療所
離島の診療所でたった一人の看護師・香々山さやかは、おつきあいしている拓海が
近々転勤するという話を聞いて心中穏やかでない。
彼の部屋で、すでに荷造りされた本を見つけた彼女は・・・
・くさびらの杜
きのこマニアの和馬の山歩きに、無理やりついてきた幼馴染の三井綺麗々だが・・・
・ガイドさんと一緒
スワン交通のバスガイド・真樹は恋人・悠仁とＴＤＬに遊びにいくはずが
同僚が病気になったため急遽、代役でバスツアーの仕事が入り、悠仁と気まずくなって・・
・真紀奈さんのお気に入り！
受験のため、血の繋がらない従姉・九谷真紀奈が廉次の家に同居することになったが
水着でうろうろされたりして、廉次は穏やかではない。
そんなある日両親が外出し、家で二人きりになったが・・・
・若女将のユウウツ
温泉旅館の跡取り息子・松坂高臣の嫁になった妃美香だが、新入り女将は休む暇がない。
そんなある日、格好の休息場を見つけ出した彼女は・・
・彼女の１０年ロマンス
昭和通り銀座で商店を営む和彦に、毎朝声をかける元気な派遣職の娘。
実は和彦の初恋の相手は委員長タイプのメガネ優等生で・・
・奥さん メールですよ！
プレイボーイの元カレからのメールで悩まされる主婦・環だが
メアドを変更しようとして旦那から理由を問われ・・・
ネコのコスプレをすることに。
・魔法少女は俺の嫁！！
地球を守る魔法少女・プリズムセブン。
そのメンバー・プリズムグリーンが自分の妻・みどりだと知ってしまった航は・・
女性は全てアクティブで明るく、しかもエッチで巨乳です。
ツアー先の旅館でバスガイドさんとするエッチも、なかなかリアルっぽくてそそりますが
やっぱり地球を守る魔法少女とコスチュームごとエッチできちゃうのが男の夢ですね〜！
戦隊ヒロインと主婦の両立は大変そう・・・
この話だけで単行本一冊作って欲しいです！
青年誌漫画界で活躍する女流作家さんですが
こうした作風の漫画では法田恵さんと並んで
息の長い活躍をしてほしい作家さんの一人です。
次回作を期待しています！
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