人類初の宇宙遊泳を成し遂げたアレクセイ・レオーノフら宇宙飛行士や、その家族(遺族も含め)の証言と、当時の映像をリンクさせて、ソ連の有人宇宙飛行の歴史を概観することができます。
人類初の有人衛星ヴォストーク1号の打ち上げ映像等、宇宙開発の輝かしい面だけではなく、ソユーズ1号と11号の悲惨な事故直後の映像も含まれており、宇宙開発の難しさを改めて痛感させられます。音声はロシア語ですが、英語の字幕があります。
特典映像の「STAR MAN」は、人類初の宇宙飛行士ガガーリンの栄光と謎の死を扱ったドキュメンタリーです。こちらの音声は英語ですが、字幕はありません。しかし、映像だけでも十分楽しめます。
ソ連の宇宙開発に興味がある方なら、入手して後悔は無いと思います。
JAZZよりのPOPです。 落ち着いた感じですごく癒されます。 休日に、寝る前に、コーヒーでも飲みながら聴くと最高です。 中でも2.6.7曲目はオススメです。特に6のキーボードにはカッコよさを感じます。 もちろんボーカルの声も最高によいですよ。
ここを開いて読んでいるあなたは、十中八九、 トルストイ女史をご存じで、意識してここにアクセスしておられると思う。
先にお詫びしたい。私は滅多にヴォーカル作品を買わない、本来はコメントする資格のない聴き手である。 彼女の作品は三枚所有しているが、彼女のファンだからではなく、ブックオフで250円だったから。 そもそも、彼女の歌唱には、私はあまりジャズ的な臭いを感じない(むしろ、R&B畑のデニース・ ウイリアムスを思い出してしまう)。 そんな私が、彼女のファンも多く訪れるであろうURLにアクセスし、なぜ最初のレビューを投稿するのか。 それは本盤が、単なるファンのためのアルバム以上の、ひとつのジャズ作品として、 立派にお薦めできるものになっていたからである。
本盤は1997年に発表された作品で、プロデュースをエスビョルン・スヴェンソンが担当。 この前年、彼は『ヴェニスの冬』を発表、本盤が発表された1997年のスウェーデン・グラミー賞受賞者となる。 単なるキースのフォロワーから飛躍して、トリオとしてのトータルな世界観を確立した時期であった。 その後のESTに現れる、ドラムンベース風のグループ・ミュージックと、キースの流れを汲む オーソドックスな北欧トリオ。その両者が危うく均衡していたこの時期、彼はその短い生涯の中でも、 特別な光を放っていたと思う。
北欧圏で初めてのブルーノート契約ヴォーカリストとなったトルストイ女史がこの時、 自身のブレーンとして、まさにピークを迎えつつあったスヴェンソンに白羽の矢を立て、 全面的に彼の音楽観に依って作品を制作。 この僥倖におどろき、それを実現させた彼女の並外れた慧眼に感服した。
ドラムンベース風のリズム、器楽伴奏、クロスオーヴァー風のシンセをあしらいつつも、 充実したトリオの演奏は深々と、アルバムに屋台骨を通す。明確なコンセプトは、 些かも作品をだれさせない。プロデュース力の勝利である。 スヴェンソンの高邁な音楽性と、良い意味でやざくれたヴォーカルが幸福に溶け合い、作品の質は 単なる女流ヴォーカル作品の枠を遙かに超えた、第一級のコンセプト・アルバムにまで達している。
トルストイ女史の作品としては異質なのかも知れない。 もう発売から数年が経っているのに、誰一人コメントしていないのだから。 しかし逆に本盤は、一個のシリアスなジャズ作品として、トルストイ女史のファン以外にも、 広く聴かれる価値のある作品になっている。当時、スウェーデンで最鋭端を走っていた演奏家の 描く、シリアスなジャズ音楽。多少チャレンジングな内容かも知れないが、ぜひご一聴をお薦めしたい。
|