1956年の映画です。今このレビューを読んでいるほとんどの 人よりも年寄りでしょう。 しかし、古さは感じません。スターウォーズと比べても大丈夫。 スピード感こそありませんが、むしろ時間がゆったりと流れている という感じで、このほうが良いという人も少なくないはず。 電子銃にバリア、光速飛行にロボット... SF映画って50年も前から 同じなんだということに気がついてビックリです。 加えて有名な「イドの怪物」。最新テクノロジーは人間と密接に関わる というところもまた現在のSF映画と全くおなじ。 美しいヒロインに、きちんとしたハメコミ画像。色調も大丈夫。 アメリカ映画って、昔からすごかったんですね。改めて脱帽です。 惜しむらくは日本語吹き替えが収録されていない。昔TV放映で ロビーとコックの会話を聞いて笑ったんですが....。
スタートレックのような感じだけど、攻撃を受けるけど、あわや救出される。
ロジャー・コーマン製作の珍SF映画。映画が始まってすぐに、宇宙空間での攻防戦が繰り広げられる!はっきり言って本筋とは何の関係もない(笑)のだが、観客の掴みはバッチリ。モンスター、スプラッター、女性の裸(+陰毛)…、ボンクラ映画ファンが見たいと思うものを出し惜しみしないコーマンの姿勢は素晴らしいです。上映時間がコンパクトに纏まっているのもグッド。B級SF映画マニアの方なら楽しめること間違いなしの作品です。
半世紀以上前、私が中学の頃に見たSF映画です。人工知能や宇宙に興味を持つきっかけとなりました。「2001年宇宙の旅」と並ぶSF映画と思います。
ちょっとつけたし… この映画がシェイクスピアの「テンペスト(あらし)」を元ネタにしているのは、けっこう有名な話だと思います。 最近ロンドンでヒットしたミュージカル“Returen to the Forbidden Planet”では キャプテン→テンペスト、博士→プロスペロー、博士の娘→ミランダ、ロボット→アリエルというベタなネーミングになっていました。 ELECTRONIC TONALITIESとクレジットされた音響は、 音楽と効果音とが渾然一体となって素晴らしい効果をあげています。 (2万5千ドルかけたそうな) ドアの形から想像するクレール人の体型って… 小学生の時、白黒テレビで初めて観て『イド』という言葉を知りました。 私の中では未だにこれを超えるSF映画は出ていません。
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