1985年に発売されたアルバム『サン・シティ』のメイキング・ビデオ。南アフリカで施行されていた人種隔離政策「アパルトヘイト」の反対運動を支援するためのチャリティとして制作された。 DVDにはなっていない。
チャリティというと「平和」「愛」を強調したようなやわらかいカラーのものがほとんどだが、この作品はラップを採用し、特定の都市を名指しにして「絶対にあそこでは演奏しねえぜ!」という過激なもの。
このビデオにはビデオ・クリップとレコーディングの様子、発起人のリトル・スティーヴンのインタビューなどが収録されている。 ボノ、ブルース・スプリングスティーン、ルー・リード、ランDMC、ジミー・クリフ、マイルス・デイヴィスなどの参加ミュージシャンの録音の様子やコメントも見られる。
現在は制度上はアパルトヘイトは撤廃されているが、今見ても参加ミュージシャンの熱い思いが伝わってくる。
かつて南アフリカ共和国で国策として人種隔離政策=アパルトヘイトが行われていた時代に作成されたアルバムである。表題曲は、マイルス・デイヴィスが入ったバージョンと入ってないバージョンがある。マイルスの音は、いつも通り主張しているし、入っていないバージョンでは、提唱者、スティーブ・ヴァン・ザントのギターがガンガン聴こえる。歌詞に大統領批判まで出てくるが、当時の日本では考えられなかった。政治的メッセージが祝祭感と一体となっており、音楽的には、かなりプリミティブなダンス・ミュージックだ。 表題曲以外でもアフリカ・バンバータも素晴らしいし、ローリング・ストーンズのギタリスト二人と組んだU2のボノは、おそらく後の名盤『ヨシュア・トゥリー』にここでの経験をフィードバックしている。 発売当時は、売上が対アパルトヘイト活動資金になるとのことで淡い希望を込めて、小遣いをはたいたものだが、9年後、本当にアパルトヘイトがなくなるとは田舎の高校生には、想像できなかった。再発を願う。
1985年に発売されたアルバム『サン・シティ』のメイキング・ビデオ。南アフリカで施行されていた人種隔離政策「アパルトヘイト」の反対運動を支援するためのチャリティとして制作された。 DVDにはなっていない。
チャリティというと「平和」「愛」を強調したようなやわらかいカラーのものがほとんどだが、この作品はラップを採用し、特定の都市を名指しにして「絶対にあそこでは演奏しねえぜ!」という過激なもの。
このビデオにはビデオ・クリップとレコーディングの様子、発起人のリトル・スティーヴンのインタビューなどが収録されている。 ボノ、ブルース・スプリングスティーン、ルー・リード、ランDMC、ジミー・クリフ、マイルス・デイヴィスなどの参加ミュージシャンの録音の様子やコメントも見られる。
現在は制度上はアパルトヘイトは撤廃されているが、今見ても参加ミュージシャンの熱い思いが伝わってくる。
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