特に電源やグランドループに起因するノイズ対策部分に多くのページが割かれていて、 私にとってはそれだけでも非常にためになりました。
内容も実にわかりやすいです。
クラブミュージック〜アニソンまで様々なジャンルの一流の方がインタビューされています。 実際コンペに提出する際のマナーから、作曲家の心得まで最新の情報が得られました。 いままで業界構造まで深く切り込む書籍がなかったため面白く読めました。
作曲家を目指す方、ミュージシャンの方は必読。いわゆる音楽理論本ではないので注意です。
いわゆる「バンドマン」向けの内容です。
技術的な事、メンタル的な事、バンド内の人間関係、機材のメンテナンス、「プロ」の実態、そもそもなぜバンドをするのか?など、 バンドマンが知るべき事を教え、考えるべき事を提示してくれていて、内容は「浅く広く」という感じです。
おそらくは数々のロックバンドをプロデュースしてきた佐久間さんが、実際にプロデュースしたロックバンドの人達によく語ってこられた内容をまとめたものなのでしょう。 実際にプロデュースしてもらうつもりで、自分に足りないものを探すために、教えを請うつもりで読めば、今後時間をかけてしていく成長のためのヒントを何かしら得られると思います。 自分自身、読んだ翌日に実践しただけで少しプレイが改善された部分がありますし、今後時間をかけるべき課題もたくさん見つかりました。
この本をヒントに、真に音楽的な意味でレベルの高いバンドが増えて、日本のロックシーンがレベルアップする事を期待します。
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