ラーメンの小池さんのモデルになった方であり、表紙もそれなのが嬉しいです(笑) アニメ教本ではなく、ご本人の半自伝的内容です。5章に分かれており、
・現在の海外やミュージアムでの活動について ・漫画家を志すに至った生い立ち ・トキワ荘&おとぎプロについて ・スタジオ・ゼロ時代 ・現代までの活動
と言う章立てになっています。アニメ最初期の様子や、 スタジオ・ゼロ時代のトキワ荘メンバー、その他大勢の方々にも 触れられているので、ファンには嬉しい所です。
新書ですが大変読みやすい文体で、苦労されているにも拘らず それを感じさせない明るい文章で、誠実な人柄が伝わってきます。 アニメ黎明期に興味のある方は、一読の価値があると思います。
タイトルの通り、認知行動療法(以下CBT)のテクニックを初学者に分かりやすく説 明している本。テクニックを行動コントロール、感情コントロール、認知コントロール のそれぞれに分けて具体的に例題を出しながら説明されているので、CBTにあまり馴染み のない僕のような人間でも分かりやすかったように思う。また、最後の第4章はCBTを行 う上での一般的心得など概論的に書かれている。
しかし、CBTのテクニックは結構たくさんあるようで、なかなか全部を覚えることは大 変だろうなとは思う。また、本書を読んだ僕の個人的な印象ではあるが、テクニックを粛 々と適用し、施行していく感じを受け、なにか心理療法をしているワクワク感といったら アレかもしれないが、そういうのがあまり伝わってこないようであった。
また、カチっとマニュアル化されているからかもしれないが、本書を読んでいても、あ まり連想が沸いてこなかった。マニュアルを読み込んで暗記するという感じで、あーでも ない、こーでもない、と空想が膨らむことはなかった。見方の問題かもしれないが。
ただ、ベテランのCBT実践者にとっては物足りないかもしれないが、新しくCBTを学ぼう とする人にとっては貴重な一書になると思う。
上巻は基本的な作業手順を紹介した内容であり、多少物足りなさを感じましたが、自分の作業手順と比較して改めて気付かされたこともあったです。
上巻、下巻ともに同時購入しました。下巻の方がこれからメンテナンスの幅を広げていこうと考えている方には、ピッタリの内容でした。
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