ロッドがなんとこのアルバムでビルボードで25年ぶりに1位をGET。現役で25年ぶりは記録かも知れません。もうこの企画は今作で3作目。ロッドのハスキー&セクシーボイスと相性は抜群。やはりロッドのボイスは天性のものですし、このようなスタンダードナンバーにぴったりだと改めて実感します。そして、今回はバックがとても豪華です。このCDの象徴的な曲として、まず、スティービー・ワンダーがお得意のハーモニカでフューチャーで、名曲「この素晴らしき世界」。オリジナルがあまりにも印象的なのですが、ロッドのボーカルがロッドらしさを醸しだし、良い味が出ています。そしてエリック・クラプトンのギター、ジョー・サンプルのピアノ、ベット・ミドラーとデッエット、他にもドリー・パートン、アルトゥーロ・サンドヴァール、デイヴ・グルーシン、デイヴ・コーズら、ジャンヌを超えたミュージシャンがバックで参加していますが、どれもロッドのボーカルをしっかりと支え際だたせる、また楽曲の良さを引き出す演奏になっています。秋の夜長に、また寒い冬に部屋の中でゴージャスにそんな気分に浸らせてくれるアルバムです。 今回は日本盤には「ユー・ビロング・トゥ・ミー」「スマイル」の2曲がボーナストラックとなっていますし、日本盤はNOT CCCDで安心して聴けます。久しぶりに日本盤をおすすめできる作品です。
グレイト・アメリカン・ソングブックもいよいよ3作目。スタンダードナンバーとロッドのハスキーボイスが巧くマッチして、聞くものを飽きさせない。そんなロッドのロンドン・アルバートホールで一夜だけのスペシャルコンサート。第二部構成で、第一部はロン・ウッドやプリテンダーズのクリッシー・ハインドも参加。第二部はオーケストラをバックに新作のスタンダードで聞くものを魅惑。非常に楽しみだ。リージョンの心配あるが注文してみました。
ロック・ヴォーカリストが歌ったジャズ・スタンダード・コンサート。以前にCDで聞いていてできれば映像で見たいと思っていたのでこれは最高のプレゼント!映像もまったく期待を裏切らず、女性が見たらそのセクシーさにおそらく目がハートになるはずだ。年々、歌が上手くなるというのは日頃の努力の賜物であろう。タキシードも似合い、また衣装を変えてロックを歌うロッドは水を得た魚である。このDVDは両方楽しめてかなり贅沢である。ロックおじさんが今までのパワーを押さえて歌うジャズは正に珠玉の一品である。買って絶対に損をしないDVDである!
もう30年も経ってしまったのですね。 かつてNHKの「ヤング・ミュージック・ショー」で、今みたいに海外アーチストのステージを見る機会がなかった、ビデオもなかった時代、わずか1,2回の放映だったけれど、目の奥に焼きついています。 今、そのステージと再会できるとは、夢のようです。 正直な話、おそらくはオリジナルマスターテープの劣化や、当時の録音技術のせいでしょう、画質音質ともに満足できるものではありませんが、それ以上に、若きロッドの舞台パフォーマンス、客席と一体になって音楽を楽しむ、そのすがたに我々は引き付けられ、胸がわくわくします。 音楽的には、特に 5.アイド・ラザー・ゴー・ブラインド 6.エンジェル で、すでにこの時にはバラードの天才の片鱗がうかがえます。
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