子供のころから、「バッハの曲はテンポを揺らさないで・・・。強弱は控えめに・・・。」と教えられ、「バッハの言うカンタービレ(歌うような)奏法ってそういうものなの(?)」と多少疑問を感じてはいました。もしかすると、過去、いつからか、誤った理解が広まってしまったのかもしれません。西山さんの演奏のように、自由に感じて「歌う」ことがバッハの意図ではなかったかと感じます。さらに、このような演奏を聞くことができるのは幸せなことだと思います。この曲集を使うピアノの学習者にも、是非聞いて欲しいと思います(くれぐれも、真似して弾いてみようとしないこと!通常のテクニックでは、とても無理です。)。 このCDの演奏の中でも、特に、e mollのインベンション(二声の7番)は、とても切なさにあふれた素晴らしい演奏です。例えば、フレーズの頭のモルデントを、極端な程ゆっくりと、まさしく歌うように奏されています。さすがに、これには、思わず涙してしまいました。
フランス組曲といえば多くの録音があって聞き慣れていましたので、西山まりえさんの録音を店頭で見たときには買おうかどうしようかと迷いましたが、試聴してみてびっくり。 いままで聞いていたのとは何と違うことでしょう。冒頭からしてそのリズム、技巧に脱帽しました。 「レコード芸術」で推薦されるのも当然ですね。
おしゃれな女の子のファッションバリエを閲覧する目的で購入しました。 高校生達にはいいテキストになった模様です。
バッハのゴルドベルク変奏曲といえば、グールドのピアノ演奏が有名ですが、本来はチェンバロで演奏されたのでしょう。その意味ではこの曲は作曲者の原点に戻っている、というだけでなく収まりの良いように楽譜に縛られず工夫しています。聴いていて心地よくなる曲ですね。 チェンバロでの演奏は結構多くの人によってCDで出されていますが、その中でもこの一枚は優れているものです。 ところでバッハエディションということでシリーズで録音する予定の様ですが、今までに3枚でているCDのジャケットは”さそうあきら”氏がデザインされています。さそう氏といえば「神童」や「マエストロ」を描かれた漫画家で、このシリーズのジャケットは統一感があって良いですね。 実は私はジャケ買いでした^^;
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