阿部薫を知るのに一番手っ取り早い方法は音を聴く事なのかもしれないが、この本は生前に交流のあった人たちの証言やエピソードなど、貴重な情報が満載である。あのスピード感に溢れたアルトの音色と同様、その生き様も疾走という表現がピッタリである。破天荒なイメージが先行しがちだが、本当はとても心の優しい人であった事が随所に感じられる。阿部薫が晩年に出演していたライブハウスのオーナー、騒 恵美子さんのリアルな証言は読んでいて涙が出そうになるほど胸にジーンとくる。
BOX1のレビューも書きましたが、やはり主演の古川君・未来さん光ってます。 原作漫画、アニメ、韓国版、台湾版、あと以前の日本版、 それぞれに熱烈なファンがいらっしゃるとは思いますが、私は今回のイタキスが一番好きです。
特に10話は、原作の色々なエピソードがこの10話にぎゅっと凝縮されてるんですが いいんです!とっても。むしろ自然な話の流れになってるし、2人のやりとりや気持ちの変化、 そして映像的な演出、キュンキュンしてしまう内容になっていて脚本の良さを感じさせられます。 今回のイタキスはキャストの良さもさることながら、演出もよくて、あと「光」の使い方がとってもキレイなんです。 特に最終話の重要な雨のシーンは、他のどの各国版よりも素敵にロマンチックに描かれてると思います。 BOX2の話は、コメディ要素だけでなく、入江君や琴子が自分の人生、将来について色々と考える シリアスなシーンも多いのですが、そこの描き方がまた深くって、よりこのドラマをパワーアップさせてる気がします。
メイキング等の特典映像を見ると、ホントに現場の雰囲気がすごーくよかったんだなぁと つくづく実感します。大好きなドラマの裏側が、こんなに楽しそうだと見ていてこっちまで嬉しくなっちゃいます。 クランクアップした時の映像なんて、私まで感無量になっちゃいました。 すっかり古川雄輝君のファンになってしまいましたが、未来穂香ちゃんも本当に可愛いし、 山田裕貴くんの金ちゃんも原作よりイイ男だし。 本当に続編を切に願いたい作品です。
BS放送ではかなりカットされてる部分も多いので、ぜひDVDで見て戴きたい作品です。 もったいないシーンがいっぱいあるので。 イタキス最高!!!!
日本の70年代を象徴する音楽ジャンルの一つ、「フリージャズ」を作り上げたミュージシャンが大勢出演した ライブハウス騒のオーナーの恵美子さんの本。阿部薫の「ライブアット騒」の舞台でご存知の方も多いと思う。
先日、この本を読了しました。興味深く、また味わい深い交流の話ばかりでした。タイトルに冠してあるだけあって 阿部薫の話が色んな箇所で出てきます。それこそ他のミュージシャンとの交流の話でも「阿部ならこう言うに違いない」なんて言う記述も 多々みられます。 阿部薫はわずか数年の付き合いで、絶大な影響を騒さんへ与えた人物だというのも思い知らされます。
随分前から出ている阿部薫覚書などよりも、肩の力が抜いて読めますね。あれよりも少しは阿部の素顔に迫っているはず。
また、これが一番書きたかったことなのですが… 本の中で度々、名前を伏せられたある「歌手」の話が出てきます。(おそらくこの本を手に取られた方や、興味のある方は知らない人は いないと思います。)著者はその歌手の表現の仕方や阿部への発言が許せなかったらしく、徹底的に批判しています。 その辺の話を読んでいる時だけは、なんだかとても悲しくなってしまいました。 阿部とその歌手、両方から影響を受けている人は少なくないはずなんですが。(私もその一人です) その歌手に対して悪い印象のまま騒さんは亡くなられてしまったのがとても残念です。
PARTITAS 未完成とあるこのアルバムは、阿部薫の24歳頃の作品である。彼のことを真剣に考えていた人の録音である。この記録を録っていたが、出たのは彼の死後であった。私はリアルタイムでこの2枚組みのLPに遭遇している。これだけ激しくサックスを吹けば、よだれはあふれ、くちびるは切れ、周囲は唾液の異様な臭いに充満するであろう。幾度もジャムセッションを重ねた彼がたどり着いたのは、アルトのソロ演奏。この頃すでに睡眠薬の常習者となっていた。天才は常に生きていくうえで最良の道を選ばない。M、ブレッカーがバスケットとSAXの選択に苦慮したように、阿部もBOXイングとの選択に苦慮している。阿部の叫びをぜひ聞いてほしい。
大覇星祭では、美琴のツンデレがたくさん見れます!それだけでも、★5ですね。これから話が面白くなっていくので、先が楽しみですね。
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