当時の(第1次、と言われている)アニメブームの最中の続編のためどう考えても「科学忍者隊の仕事じゃないだろ〜?!」な脚本が多い(これは悪い意味で『ロボット物』の影響を受けたのでしょうね(スポンサーの圧力?)。G1号が『剣』を持って『鉄獣』と戦う・・・、と言うのもどうかと思うが?(某映画の影響?)
ただ、「作画が×」レベル(脚本と演出も)の『2』と比較すれば充分楽しめます。第1作を経験したアニメーターが担当した作品はかなり良い仕上がりになっています。
(第1作は『タツノコプロ』の創業者で屈指のクリエーター『吉田竜夫』の存在があったから生まれたのでしょう)
製作された「時期が悪かった」かもしれませんね。
アニソン界の我らがアニキ事、水木一郎さんのデビュー40周年記念企画!あのマジンガーZを始め、キャプテンハーロックやロボコン等等、お父さん世代には持ってこいのCD-BOXです!スペシャルDiskには何と、40周年記念ライブも収録されています(^0^)/!アニソンファンやアニキファンなら、是非聴いてみると良いですよ!!
ガッチャマン、ガッチャマン2、ガッチャマンF、OVA版の 正副主題歌、挿入歌等ヴォーカル曲のコンプリート盤 Disk 2には同カラオケを収録
各作品、正副主題歌はわりかしCDに収録されますが その他は残念ながらあまり収録される機会に恵まれません。 これだけ揃っているとコレクションとして良い物かと
欲出すとTVサイズまで網羅されていると なお良かったと思います。
SFアニメ不朽の名作ガッチャマンですが、2、Fとシリーズが進むにつれ、製作者の苦悩と努力がにじみ出てくるような印象を受けます。最初のシリーズに「1」とつけられていない事からもわかるように、当初は連作となる予定はなかったはず。だから、コンドルのジョーは戦場に散り、総裁Xもベルクカッツェも消えてギャラクターは滅び、地球は平和を取り戻した、というきっちりと美しい完結した終わり方をしたのでしょう。でも、沸騰するその人気が完了を許さなかった、という事でしょうか。皮肉にもそこにはやはり、避けようのない無理が生じてしまったのもまた事実。 2、Fと進むにつれて、つまらなさはますばかりです。製作者の意図が空回りして、当初ガッチャマンが持っていた爽快なかっこよさ、ストイックなヒーローたちの強さと弱さ、といったものがどんどん薄くなり、総裁Zとエゴボスラが登場するこの最終シリーズは、全体の雰囲気があまりにも陰惨で血なまぐさいものになってしまいました。 ベルクカッツェの時にマヌケで憎みきれない敵キャラ設定と比較すると、エゴボスラの粘着質な人間性はもう、シャレにもなりません。このあたりの「暗さ」は、なんとなくキャシャーンに共通するものがありますが、ガッチャマンはキャシャーンではなく、もともとその背景もキャラクター設定も全然違うものであったはず。だからこそガッチャマンにもキャシャーンにもそれぞれの人気があったのですが、どうもそのあたりが混同されているように感じられてなりません。なにしろ、エゴボスラの部下のケンペラーとキャシャーンの敵ブライキングボスとは、まるで双子のようなそっくりさ。こういうの、いけませんよ。 ついでに言っちゃいますと、このシリーズで健がガッチャスパルタンの上に乗って放つ「科学忍法ハイパーシュート」ですが、これは宇宙の騎士テッカマンがペガスの上に乗って敵艦を粉砕する姿と完全に重なります。健は生身の人間なのですから、このハイパーシュートは見ていてあまりに無理を感じるものでした。 流線型の美しいフォルムが輝いていたゴッドフェニックスに比べると、ガッチャスパルタンの三角定規のような形は「ほんとに飛ぶの?」と疑問に思ってしまうようなセンスの悪さで、こちらもビジュアル的にマイナス点。視聴率の低下に歯止めがかからず、放映期間が1ヶ月短縮されたというのも、こういった様々な要素が複合的に絡み合って生まれた結果なのですね、きっと。 科学忍者隊の5人が最後にどうなってしまったか不明なのも不完全燃焼感が残るエンディングで、最初のシリーズを思い出すたびに製作者チームの力量の差が歴然と感じられてなりません。 大好きな科学忍者隊のために、☆は一応3つつけました。
「科学忍者隊ガッチャマン」
第3作目として製作された本作ですが、「ガッチャマン2」での失敗(作画のバラツキ)を克服する為、作画力をアップする為の作画スタッフに対する指導教養がかなりされたようで、努力の跡が見られる作品となってます。(全体的にはパート1には叶わないが、パート1をしのぐ作画の回は何話か有り)
最終回での作画(加藤茂)、演出、映像は大変素晴らしく、「ガッチャマンF」という作品の壮大なストーリーを終結させるだけの迫力の有るラストに涙です。
|