意図的なのかわかりませんが、このCDは曲毎に分かれておらず、70分近いミックスが1曲の構成になっています。 以前雑誌で読んだことがあるのですが、ガルニエはこのCDを作るために完璧を期して、数十回も同じミックスをとり直したらしいです。 苦労の甲斐があって、素晴らしい完成度です。ライブミックスではありませんが、僕はこれ以上のミックスCDを知りません。1994年に買って、今だに聞いています。 下の方が書いているように、Deviant Behaviour → French → Journey Of The Dragons→ Icon→ Prelude の流れは鳥肌が立ちます。特にIconの使い方が恐ろしく格好いいです。 新品では手に入らないと思いますが、中古でもよいので買うことをお勧めします。
ひとりの音楽好きのコックが、ヨーロッパそして聖地デトロイトへどうやってたどり着いたかが丹念に語られる。テクノが、機械的で無機質な音楽でなく、とてつもなく人間臭く内なる熱情を喚起させる誠実な音楽かが分かる。ジェフ・ミルズなどブラックミュージシャンと友情が生まれるシーンが微笑ましく、そして自らトラックを作成し、場末のクラブDJからフランス最大の「オリンピア」で演奏するアーティストになっていく過程が感動を呼ぶ。
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