もう何年前になるでしょうか、「緋色の記憶」を読んだ時にはメガトン級の衝撃を受けました。 ああいう完成度の高い作品ばかり読んで暮らせたら、それはもうなんとすばらしい人生でしょう。 美しいミステリの芸術品。 おそらくクックには誰もがあのレベルの作品を要求しています。 ですから、やっと出た新作「沼地の記憶」も、どうしても比較せずにはいられません。 まずは無理無理つけたようなこの日本語タイトルに減点1! なにがなんでも「記憶シリーズ」に結びつけようという意図がとほほです。 ・・・でも、これはクックのせいではないですね(苦笑)。 冗談はさておき、読後一夜明けた私の感想は、「夏草の記憶」にすごく似たエンディングだわぁ〜、ということです。 「記憶シリーズ」の中でいちばん残酷なオチは、まちがいなく「夏草の記憶」のそれだと思います。 そして、「緋色の記憶」が純然たる悲劇であったのに対し、「沼地の記憶」は悲喜劇です。 主要登場人物は、途中から、教養があるのかないのかわからなくなります。 読んでいて「バッカじゃないの、この人たち・・・?」とつぶやいてしまったことも。 クライマックスの、シェイクスピア劇を思わせるような父と息子の手に汗握る一場面の緊迫度には鳥肌が立ちましたが、その後が・・・・ えぇ〜、そうくるのぉぉぉぉ? なんでぇぇぇ〜??? (悶) なんだか、「着地で尻モチ」な感じが惜しくてたまりません。 村松さんの訳でなんとかならなかったかなぁ? 無理か? ともあれ、クックは私にとって神様にちかい作家です。 次はぜひ、「緋色の記憶」のような、いやいやもっとすごい、至高の傑作をお待ちしております。
注目していた映画音楽、ドラマメインテーマがこの方の作品だと知って感動しました。
「特ダネ」の小倉さんが絶賛していて聴きました。よりすぐりの作品集。「蝉しぐれ」、「血と骨」、ぞくぞくしました。
クリスマス前に購入して、自作の帆船模型(90cm)のマストにからめてディスプレイしたらよく似合う。 孫の家にプレゼントして出窓に飾ったら、イルミネーションとしてきれいだねと喜ばれました。
色違いのフレームが二本ついてでの価格として、安かったことが良かった。 欲を言えば、ライトグレイレンズが入っていれば、なお良かった。(二人で色の薄いレンズを着用したいから)
色も電球数も多く、光り方のバリエーションもそこそこ。 何より、安価なのがいい。
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