パーティドレスで公園にいき、「カラット」の発音が正しく言える。そんな彼女は少女Q。
満を持して出た「ぱにぽにだっしゅ!」最後のOPは1年C組の真打、都(堀江由衣)が歌うその名も「少女Q」です。
今までのOP2作やED曲に比べると「1年C組」が歌っているというより一番距離のあるメインボーカルで、他メンバーは本当にコーラスに徹した印象のある曲です。
まさにアイドル「少女Q」がステージで歌っている雰囲気。
もう一人、6号さん(阪田佳代)バージョンも歌詞は一緒。イメージもあまり変わりませんが、キャラクターソングとしてはこちらのほうが「6号さん」らしさのある歌い方になっています。
2人の「少女Q」の歌声を是非購入してご堪能ください。
黒の腕時計が欲しくて捜しているとこの腕時計を見つけました。腕周りがだいぶ大きくベルトを詰める必要がありました。秒針は付いていますが、ストップウォッチとの共有です。
以下は30時間ほどプレイしてシステムを熟知したと判断してからの箇条書きレビューです。 なお、☆4つ付けていますが、感覚的には3つ半といった感じです。 長くて読むのが面倒な方は最後の【総評】だけどうぞ。
【世界観】 原作通りです。 後述しますが世界観だけでなく難易度までシビアです。 原作の再現で新人魔法少女とベテラン魔法少女でレベルに差があったりするのは面白い試みだと思います。 例えば、ほむらはLv25、マミはLv15、さやかは当然Lv1からスタートといった具合です。
【シナリオ】 第2シナリオ(マミ編)に入ってからが本番。 ほむら契約前の最初の世界を元にマミの過去編から始まるシナリオで、原作では描ききれなかった部分が中心となります。 虚淵さんがノリノリで監修したんじゃないかなーという印象を受けます。つまり"安心の出来"。
【アドベンチャーパート】 システムは行き先や選択肢を選ぶ至って普通のタイプです。 原作にはなかった魔法少女たちやサブキャラの掛け合いなども見れるのでファンはかなり楽しめるでしょう。 Qボタンは発動タイミングが全くもって掴めず1週目の時点では殆ど使えませんでした。 まあ2週目以降は発動タイミングを教えてくれるアイテムを購入できるのでこの点はあまり問題はないと思われます。 スキップ機能は効果音やエフェクトなどのウェイトがスキップされない微妙な仕様。繰り返しプレイの際には少々ストレスが溜まりそうです。 なお、このパートで行き先や選択肢を適当に選んでいると感情値が跳ね上がり後々泣きをみることに……。
【ダンジョンパート】 なんというか、昔のPCゲームとかでありそうな雰囲気のシステム。 つまらない訳ではないがもう少し作り込めたのでは? 例えば使い魔を倒したらもう1ターン行動可能でコンボが繋げるとかなら気持ちよく戦えるのに。 魔女や使い魔の攻撃と魔法のエフェクトがスキップできないのはテンポが悪くなるマイナス点。×ボタンとかでスキップ出来るようにして欲しかった。 オリジナル魔女とダンジョンはもっと出して欲しかった。 人によっては共闘やタッグ攻撃がないのも不満になるでしょう。
【難易度】 恐ろしいことにキャラゲーだと舐めて掛かると詰みます。 第2シナリオでは「マミはSGが濁りきっていて戦力外だし、回復アイテムもなくて委員長の魔女が倒せない」という状況に陥ってギブアップに追い込まれました。 ある意味で原作のシビアで理不尽な世界観を表現できているのかも知れませんが、こうなるとシナリオの最初からやり直しになるのは辛いところ。 それにしても、こうやって直に体験すると魔法少女同士でGSを奪い合うってのも納得だ(笑)
【ロード時間】 インストール済みですが頻繁にロードがある訳ではないのでストレスはありません。
【BGM】 新録BGMの出来も悪くないのですが、如何せん原作ほどのパンチがありません。 印象的だった『Sis puella magica!』や『Credens justitiam』(俗に言うマミのテーマ曲)などの数曲でもいいから収録していたら評価も荒れなかったのでは? まあ版権とか色々あって大変なのでしょうけど……。
【バグ等】 今のところ他の方のレビューにあるようなフリーズや進行不能バグには遭遇しておりません。 型番やUMDドライブの消耗具合などの影響もあるのかな? なお、当方のPSPは2011年夏に購入した比較的新しいものです。
【特典】 figmaは安定の出来ですね。 制服の肩はモコモコしたデザインですので、肩の可動はちょっと狭めです。 QBポーチはPSP本体よりも適当な小物を入れておくのに丁度良さそう。試しにシャープペンを入れてみたら丁度いい大きさで笑いました。
【総評】 システムの試み自体は面白いし、バランスも危ういところで均衡を保っているように思います。 猪突猛進で考えなしに進めると詰みますが、しっかりと考えながら進めていけばクリアできる難度ですから。 この辺は何となく旧アトラス系のゲームを思い出します。
因果値で初期ステータスが変動したり、キャラのレベルが原作の設定通りに差があったりするのは何度も書いてますがやはり面白い試みです。 この辺のシステムは原作の設定を考慮しつつよく練られているのではないでしょうか。 ボーナスシナリオを含めて、シナリオもいい出来です。
ただ細かい点でストレスが溜まるのが頂けません。なんというか痒いところに手が届かない不親切さなんですよね。 例えば「ダンジョンで死ぬとロードのみでリトライはない」とか「感情値が高いとGSでの浄化がろくにできない」とか「スキップ機能が微妙」とか……。 繰り返しテストプレイさせれば簡単にわかるような問題点ばかりなのに何故放置してしまったのか理解に苦しみます。
そういったストレスの元さえなければキャラゲーとしては文句なしに85点、あるいは5つ星を付けても良い作品です。 バンナムの詰めが甘かったばっかりに65点止まりといった感じです。実に勿体無い。 ぶっちゃけパッチでもどうにかなるレベルの修正だと思うのでどうにかしてくれないのだろうか……。
〜追記〜 40時間ほどプレイした所で、ワルプル戦にてフリーズしました NowLoading画面で止まったのでハードウェア側の読み込み不良かも? ハードならどうしようもありませんが、ソフト固有のものならちゃんとパッチが欲しいですね
自分はこの作品が大好きですよ 当然全ての人に受け入れられる作品なんて無いから低評価をつける人も居ますよね この作品に興味があって購入を考えている方は、ここのレビューはあくまでも他人の感性での評価である事を考慮しつつ熟考してくださいね 購入するメリットもデメリットも責任を負うのは自分です
松竹の名匠の作品は、最初にDVD−BOXで出して、そのあと廉価版で分離販売するパターンが多い。それはそれでよいのだが、待てど暮らせど「陸軍」が分離されないのはどういうことか?本作はチャップリンの「独裁者」と並べても全く見劣りしない魂の傑作である。戦後に作られた「日本はこんなに悪いことをした」「アメリカは原爆を落とした」「ナチスはむごい」という数多の作品群には見事なものもあるが、結局は「回顧録」の域を出ない。対して上記の2本は、まさに命懸けで作られた点で大きく異なる。「陸軍」は陸軍省後援の国策映画なのに、なぜあのラストシーンが許可されたのか。今もって謎ではあるが、木下監督は憲兵隊から睨まれる事態となり、本当に命も危なかったのだ。田中絹代が出兵する息子をどこまでもどこまでも涙ながらに追いかけていく衝撃のラストシーンは、地球儀をもてあそぶ「独裁者」のシーンとともに、映画界に燦然と輝く歴史的なものだろう。まさにカツドウ屋の魂がそこにある。今のVFX全盛をお嘆きの方はぜひとも本作を「体験」してほしい。1944年のその日に戻ることができるから。本当の戦争の意味がわかるから。必見です。
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