短編4編で重いミステリー、軽いミステリーのどちらも織り交ぜてバランスが良い作品です。今回はQED45巻と一緒に読んだ方がさらにバリエーションに富んで良く感じましたね。
前編、後編どちらもが殺人事件であり、特に後半は学園関係者で起こったこと。前編は可奈の序盤巻以来の久々過ぎるやきもちや後半はモロに甘酸っぱい恋愛が描かれておりそこも珍しい。この辺に作者のマンネリにならない工夫を感じて良かったとは思いますね。これだけ長期になるのになんだかんだでサクサク読めてしまう。惜しいのは前編と後編のトリックへの着想が似通っていること、前編は犯人が読めやすい、後編は犯人が殺人を犯すほどああいう信念を持つ人間になったのか一切掘り下げがなかったことなどです。
前半は人が死ぬ方の事件『チューバと墓』いつも騒ぎを起こす探偵同好会が殺人事件を目撃。しかし彼らの「証言」は普段の行いのせいでなかなか信じてはもらえません。トリックは目新しいものではありませんでしたが、とても上手に盲点を突いた使い方で、わざとらしい程のヒント・ミスディレクションだったのに私は気付けませんでした。「手品のタネ」を知っていても、手品を観た時にコレがあのタネだと見抜けるかどうかは別問題なんだと痛感しました。「知識」もそうですね。さて、このお話の見どころはクイーンのかっこよさでしょう。探偵として優秀とはいえませんが、彼女の「探偵であろうとする心意気」に魅かれてしまいます。彼女の場合は「私であろうとする心意気」と表現した方がいいのでしょうか?1ページまるごと使い切って言い放つシーンに惚れてしまいそうです。そして、彼女の毅然とした態度が(いつもどおりの無表情でしたが)燈馬くんを動かします。同好会3人によるオチも非常に面白かった。この事件では死後硬直のつっこみはしない約束だ(笑)後半は殺人のないお話。『Qestion!』久々に数学が盛り込まれています。あいかわらず燈馬くんの説明を斬って捨てる水原さんが素敵です。老後の過ごし方による離婚で争う老夫婦。同じく娘の教育方針にて離婚で争う若夫婦と幼い娘。そしてナゼか燈馬くん(とくっついてきた水原さんとロキ)が、温泉付きの別荘に招待された。謎の招待状は誰が出したのか? その理由は?別荘で示される問題とは? そもそも燈馬くんがナゼ招待されたの?ストーリーと設定はさすがにムリヤリ数学を盛り込もうとした印象を受けるが、「問題」というモノの難しさと面白さを充分に感じさせてくれました。最後の1コマがとてもイイ余韻を出してくれています。凝り固まった思考パターンの外側から、考え方に刺激を与えてくれたエピソード。
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