鮮やかな色彩と妙な人物達と滅茶苦茶な筋書きが合間って大変摩訶不思議な世界観を作り上げています。
なかなか豪華なキャスティングの中でもウィレムデフォーのコミカルな演技を楽しめた。
Amazonレビューの評価を鵜呑みにすると後悔する可能性の方が高いと思います。 しょうもないと感じる人の方が多いのではないでしょうか。
緩いアニメを実写化したような印象。
魅力的な世界観なのは確かです。
3枚セットでこの値段!と思ってちゃんと確認しないまま即購入しました。 実は、PPV-DVDのシステムを知らなかったのです。初回は無料のようですが、PPV-DVDというのは毎回見るたびにお金(200円)を払うシステムのようです。その辺を考慮されて購入されるといいと思います。このシステムの説明を商品説明の所に明示してほしいです。 内容はまだ見ていないのですが、役者さん達も豪華なので期待してます。
阿部和重さんは、ピストルズから、ファンになった。 重いテーマでも、爽快な小説に仕上げてくれるから、とっても好き。 今回、初のホラーということで、TRY! 話は、なんだか不思議な展開で、簡単な話、お宝さがしの旅?! で、ちょっと、暴力的な話。ついでに、気持ち悪い話。で、少々怖い話。
でも、なぜか、ファンタジック。 誰かと、この本の話したくなる面白さ。 ぜひ、ほかの人の感想聞きたい。
大作ですが、文体の持つ映画のフィルムが流れるようなスピード感で一気に読み進められました。読むのが遅いと自負していた私ですが、こんなに早く読めたのは驚きです。登場人物のもつ際だった異常性がもつれながら猛スピードで終焉に向かっていきます。多くの方が寄せているように、まともな人間が全く出てきません。 自分と同じ人間として読むと、非常に嫌悪感を持ってしまいましたが、「これは人間の話ではないんだ」と考えてみると、ギリシア神話のように異能の神々や英雄が登場する「神話」に似ているように思います。すさまじい異常性において超越的であり悲劇的である神々が跋扈するステージとしての「神町」。個々のエピソードに死と再生の象徴性を探りながら、神町の叙事詩を読み直してみると、作品の見方が変わってくるはずです。ただの不快な小説では終わりません。
この作者の作品として、3冊目に読んだ本であり、一番最近に読んだモノでもあります。「インディビジュアル・プロジェクション」が最初で5~6年くらい前に読んだのだけど、むしろこのデビュー作の方が私には面白かったです。というのも、この主人公みたいな人本当に知っている気がする。というか「こんな人いたな・・・」と思い出しながら読んでいたので、なんだか知り合いの過去の実録を眺めているようでグッとくるものを感じました。いずれにしても、最高にカッコ悪い主人公っぷりはもう涙がでそうなほど、哀しくも面白いです。やたら読みにくいとの感想が目立ちますが、途中のやたら長い引用文は別にとばして読んでも十分に話は理解できます。誤解のないように言っておきますと、私は一応読みましたけどね。
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