池井戸さんの新作です。 嬉しいことにいきなり文庫です!! 早速買って読みました。 ストーカー、中小企業の経理上の不正。 池井戸ワールド満開です。 スーパーマンではない、どっちかというと真面目で不器用な主人公が ヘタレな自分からの脱却を目指すかのように、周りの協力を得て頑張ります。 そして・・・。 読後感はすっきり。 但し、不快な感じの、しかも変なリアリティのある設定に 読み始めは居心地の悪さを感じるかもしれません。 でも、この作品がいきなり文庫なんてなんてお買い得! これは即買いをオススメです。買って損なし、読んで損なし。
これはすごいドラマですよ。 賞をいっぱい取っているというわけではありませんが、社会派骨太ドラマの傑作です。 これを見たら、民放のドラマなんかアホらしく見られません! ほんと、メッチャはまりました。やばいです!
5億円の損失を出した責任をすべて押しつけられそうになった銀行員が、不正を暴き、自分を罠にかけようとした人物たちを追い込んでいくというストーリー。主人公が理不尽な扱いを受ける前半部分で相当ストレスがたまるので、後半部分で逆に主人公が首謀者たちを追い込んでいくシーンは楽しく読めます。ただ、主人公と首謀者たちとの形勢が逆転してから、主人公が不必要に首謀者たちをいたぶっているように感じ、あまり気分がよくなかったのと、現実世界はこれほど単純ではなかろうという思いもあり、星三つにしました。
15時に窓口が閉まる銀行って、何やってるんだろうと今まで思ってました。金融業界のことは全く分かりませんが、業界を全く知らない私でも非常に分かりやすく、あっという間に読み終えました。
技術者の方ならぜひ見てほしいと思います。 もちろんそれ以外の方もです。 分野は違えど、技術者はしばしば壁にぶち当たります。 乗り越えるために試行錯誤するわけですが、そういったリアリティーがこのドラマにはあります。 最高に感動しました。
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