水原弘という鮮烈な個性をもった歌い手の魅力と生き死にを見事に描ききっています。
黒い花びらの歌詞の通りこの水原弘は静かに散り、遠い夢のような存在になってしまいました・・・ 私は平成生まれなのでこの人を知らなかったのですがテレビで黒い花びらを歌っている彼を観て不思議な魅力にハマり、水原弘の歌を聴くようになり、この本を買ってみました
とても破天荒な人で、歌がとても独特で美味くて、豪快な人だということが書かれています。 ところどころ写真も入っていて、その写真がすごくかっこいいし、読んでて飽きないです(^-^*)
自己の破壊へとつながっていく彼の生き方は危険でとてもマネできるものではありませんが その中にも、水原弘という人の優しさと不器用さがあって、とても人間臭いということが読み取れます
黒い花びらをレコード大賞第一回目を獲った水原弘を知りたいという方は是非読んで下さい(¨*
彼の曲は デビュー曲から 全部 持っています カバー曲ですが 水原弘さんとは また 違った 加門さんの
魅力が 出ています
この本を読むきっかけは「おふくろさん」騒動のときにワイドショーで水原弘の話を取り上げたのがきっかけです。
最初は図書館で借りましたが、借りるだけでは物足りず、とうとう購入してしまいました(それも桑田さんのライブの日に)
水原弘と言えば子供の頃に見たハイアースの看板のイメージが強い。しかし、彼の人生は新人ながらレコード大賞を獲得してしまったことから狂い始めてしまった。
特にお金を湯水のように使い、レミーマルタンを清涼飲料水のようにがばがば飲んでいたと言うのが考えられないことだ。
今のアーティストは体に気を使う人が多いですが、昔のスターはそんな常識が通用しなかった。
余談ですが、彼が入院していた朝日生命成人病病院と言うところは管理の厳しいところだと言います。(わざわざ調べました)
親から水原弘は便器につかまって倒れていたと言うのですごい死に方だなあと思ったら、その彼を介抱し、救急車の手配をしたのがマネージャーだと言うのも強烈だ。
来年で彼が亡くなってまる30年ですが、当時子供だった私にとって水原弘は「黒い花びら」ではなく、「ハイアースの看板」の人だ。
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