吉野朔実の本で紹介されていたので読んでみました。 すっきりした画風のイラスト風マンガで台詞はたいへん少なく 日常の微妙な心の揺れを拾っています。 散歩、というよりは歩行中のできごと的な題材が多いです。 さわやかな読み心地でした。
このフォトアルバムの写真はどれもモノクロである。森雅之にはモノクロームの世界がよく似合う。彼ほど知性と官能を共存させた俳優はいない。有島武郎の遺児でもあるが、どこか影にあるその面影は太宰治を思わせる。ぜひ、彼に太宰を演じてほしかった。中年以降の、品格のある色気は他の追随を許さない。貴重な写真も多く、彼の魅力を余すところなく網羅したこの本は、森雅之ファンにとってまさに「お宝」だ。
J(S)Wは間違いなく自分の中で今でも最高のバンドである。このビデオ内容は彼らの解散ラストライブであるが、 彼ら本来のロックンロールを感じれる1本である。 初期の頃の曲が多めなのはきっと彼らがファンに最後の最後に、J(S)Wの原点そのものを聴かせたかったからではないかと自分は思う。スピード感ある曲を中心にバラードまで間違いなく名曲ぞろい!!
日本敗戦まで国策映画で日本人に恋した中国娘の役ばかりの李香蘭ですが、この映画で初めて本名の山口淑子で再出發したんだ。 李香蘭といえば演技より、その美しさと甘い歌声こそみどころだったが、この映画で初めて彼女は役者だと思わせたんだ。 特におんな同士の喧嘩シーンはかなりインパクトあるんだ! だといっても、この映画の裏にはまた微かな宣教のにおいがしていた。国策映画とは言えないけど、多分監督自身は自分の罪を許す人を求めているのだろう。
この本は私の最も好きな作品集です。一つ一つの作品が心にしみるような感動をもたらしてくれます。気分が落ち込んだ時など、この本を読むと、とにかくいやなことを忘れさせてくれます。いろんな人に勧めています。
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