マーラーは生前あることにおびえていました。有名な作曲家が交響曲を9つ書いたところで死んでしまったことです。ベートーベンも第九を書いた後、死んでいます。それで9番目の交響曲であるこの作品に「大地の歌」というタイトルを付けたのでした。声楽を含むこの曲はマーラーの作品の中でも完成度が高い。旋律に無駄がなく、それでいて流れるように美しい。バーンスタインの指揮を見ていると恍惚の世界に入ってしまいます。ビデオを持っているのですが見すぎてノイズだらけになってしまいました。DVDの登場に感謝します。
人足を使って資材や資金を得、それらを効果的に利用する。資材をより有利な条件で勝利点に換える職人を雇い入れる。主にそういった活動を行いながら勝利点獲得を積み重ねるゲームだ。人足の配置、マイスターの配置といったプレーヤの意思が反映できる部分とイベントカードで決まる禍福、サイコロで決まる税金といった運の要素が絶妙なバランスで組み合わされている。ただ自らの意思が反映できるマイスター配置ですらくじ引き方式なだけに自分なりのシナリオどおりに展開することはまずない。とはいえ行き当たりばったりでは絶対に勝てない。刻々と変化する局面と自分の置かれた境遇から最善の手を見つけるだけでなく、次第にインフレ気味に展開するターン後半に向けた作戦が必要だ。プレーヤー間の直接的な妨害はほとんどないものの職人、資材、アドバンテージカード、加えてマイスター配置のための施設といったリソースに限りがあるため間接的な鍔迫り合いはかなり激しいものになる。1ターン3フェーズからなり全6ターンで所要時間90分から120分というかなりヘビー級のゲーム。ヘビー級ではあるが、ルールがなかなか洗練されていて1ターンの流れを把握してしまえば、面白さを損なう「迷い」を生じることは少ないだろう。資材や職人の獲得、金策、勝利点の獲得とあらゆる方向に考えをめぐらせ最善手を捜す過程が楽しい。それを運が後押しするのかそれとも流されるのか。ゲームとは思えぬ現実感も持ち味だ。プレイするメンバーの力が拮抗していれば重量級ゲームでしか味わえない心地よい緊張感と達成感が楽しめる。プレーヤー数は2人から4人。
このレビューを書いている時点ではまだ一人しかクリアしてません。 共通ルートが案外短いので、好きなキャラのシナリオに集中出来たのは良かったですね。 しかし、その反面キャラ別のシナリオもちょっと短めです。個人的には、長すぎて途中で飽きるよりは良かったと思います。 歌ですが、OPテーマはちょっと微妙でしたけど、EDテーマがなかなか良い曲でした♪
|