わが子が白血病と告知され、混乱の中で病気に関する情報を探しました。JACLSが発行している冊子(ご家族のためのハンドブック)やがんの子供を守る会から資料を取り寄せましたが、納得できる答えが書いてあるものはありませんでした。それは、「どうしてわが子が小児がんになったのか」
この本には、現時点でわかっている小児がんの原因が全て書いてありました。環境要因/発がん物質/ウイルス/遺伝子異常/二次がん/遺伝に分けられ、素人にもわかりやすい説明があります。しかし、なぜ息子が白血病になったかということはわからず、いまだ原因不明のままですが、この本から納得できる回答が得られたと感じています。
この本は、私たち小児がんの子どもを持つ親が抱えている不安や恐怖を、ひとつずつ受け止めてわかりやすく解説し、医療者とともに子どもをケアして、子どもとともに病気を克服する勇気を与えてくれました。
本の大きさや価格もちょうどよいので、鞄に入れて病院に向かう電車の中やベッドサイドで読むのにピッタリです。小児がんのお子さんをお持ちのご家族、お友達のお子さんが小児がんだと知ったまわりの方々にもぜひ読んでいただきたい1冊です。
細谷先生は暮らしの手帖に、書いてらっしゃるので、文章は、なじみ有る物でした。でもやっぱりこの本、泣けました。こんな風にいつも患者のことを考えて下さるお医者様。世の中にどのくらいいらっしゃるのでしょうか。ご実家の、診療までお手伝いされてほとんどお休みの無かった時も、有ったようだで、唯々すごいなと思いました。読む価値のある一冊です。
先行シングルなし、完全コンセプトアルバム。 このことからもより子さんの強い制作意欲が伝わってきます。 リメイクの楽曲が2曲あるという不安など払拭する素晴らしい一枚です。
バラード偏重気味だった前作に対し、今作はM5やM7、M9など ノリが良くリズミカルなより子節炸裂の楽曲もあったりと、多様性があります。 それでいて2ndのようなアレンジ過剰な印象も受けず、 あくまでシンプルで聴きやすいです。
M2「Dear My Friend 」M4「ほんとはね。」など、彼女得意の 自伝的で直球なバラードは説得力云々を超えたパワーを感じ、 家族や友情に焦点を当てたM5「メロスのように」M6「HOME PARTY」も良し、 他の人がやればいわゆる"駄曲"になってしまうようなM9「働く!よりこブギ」も セッション風の雰囲気が楽しく、上手くインタリュード的な役割を果たしていて、 ラストは神秘性を感じる文学的な要素を感じる「ミカヅキ」「あなた」で締める。
個人的に一番の名曲はM7「Shadow」ですね。 エキゾチックな舞踏会を髣髴とさせる妖艶で煌びやかな楽曲で、 前作の「Uzu」の路線をより深化させたような印象です。 より子さんは心情を吐露するバラード以外にもこういった楽曲もよく似合っています。
単曲はもちろんのこと、アルバム全体の持つ温かみや、時にはダークさも感じながら、 より子さんの真摯なメッセージが伝わってきます。
穴の深さが足りません。 穴に灰がたまっていて、たばこを入れたときに火が穴の高さギリギリのところまで来ていると、消えないこともあります。 毎回、灰を捨てないといけないのはちょっと面倒なので、もう少し深くつくってくれるといいかも。 あと、細いタイプのタバコだと、安定感がないので、そこも改良の余地があるかと思います。
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