「タラ・ダンカン」シリーズ待望の第7巻です。年1冊ペース刊行なので、前巻までのストーリーを忘れてしまっています。まずは「これまでのあらすじ」をじっくり読んで復習です。上巻の目次はつぎのとおり。
1. なだれこむ幽霊たち 2. 最愛の人、ロバン 3. ふたりのカル 4. タラのつぐない 5. 謎の青年シルヴェール 6. ファブリスとモワノーの再会 7. ”光の手”を受け継ぐ者、アンジェリカ 8. さすらいの騎士の冒険
幽霊がなだれこんできて、タラは何か償わなければならないようなことをしたことがわかります。だから表紙のタラは泣いているのでしょうか。
そう、タラはとんでもないことをしでかしたのです。父親を生き返らせるために作った魔法の水薬が原因で、あの世から(タラたちのいる)別世界に幽霊たちがなだれこんできて、人間たちを次々と乗っ取っていったのです。タラの恋人ロバンも幽霊に取り憑かれて死んでしまいます。なんとかして幽霊をあの世に追い返さねばなりませんが、ロバンの死にショックを受けたタラは「わたしも死んでしまいたい」。一方、オモワ帝国の女王リスベス女帝に取り憑いたのは宿敵マジスターだったのです!
例によって大事件を引き起こしたタラは落ち込んでいる場合ではなく、犬猿の仲のアンジェリカ、謎の青年シルヴェールと3人で幽霊退治の方法を探す旅に出るのでした。このシリーズの魅力のひとつは、次から次へと息つく暇もない展開で読者を退屈させないところ。いろんな登場人物があちこち動き回って張りまくる伏線を最後に丁寧に回収していくさまは見事です。あとは決して仲間を見捨てない点と、ユーモアに溢れている点でしょう。変装したアンジェリカが狼に変身したタラに驚いた様子は可笑しかったですし、宿敵マジスターでさえ、タラの母セレナにぞっこんなところが弱点になっていて失笑を誘うこともしばしば。
それにしても、ロバンの死に打ちひしがれていたはずのタラがシルヴェールに惹かれていったりと、どうも惚れっぽいのは、母親セレナに似たのか、あるいは(作者が)フランス人だからでしょうか。でもモワノーは一途みたいだから「人によりけり」ということなのでしょうね。 (下巻につづく)
絵もそんな好きじゃないし、話も冗長に感じるのになぜか 面白い不思議な作品です。
加藤さん、不思議な人ですね。この狂気と孤独の皇太子の 周囲になぜこんな温かい人たちを置いたのだろうと思います。
ディスク(1)はそこそこ良い… ただこの人はアタックがかなり強く特に巻き弦を引いた時に「ギギーッ」と音が濁る箇所が有る、重音など聴き辛い、一昔前ならば重厚な表現と言えたかも知れない。この生真面目で重たい表現が苦手な人は案外多いんではないだろうか。 ディスク(2)はかなり酷い、シャコンヌとソナタ三番は事前に練習したのか疑わしいくらいだ。シャコンヌは出だしの重音で何度も素人のワタシでも解る様なミスをするね、この人はピアニッシモを全く表現できないので肝心な聴かせ所のトリルが音も酷いがリズムもブレっぱなしである、表現としてリズムの揺れは時に心地好いがメカニカルなフレーズはちゃんと弾かないと… 最後の一音は特に丁寧に天空に消え入る様な感じに弾かれてこそシャコンヌなのだが… 呆気ない雑な終わり方でガッカリした。ソナタの聴かせ所であるフーガはもっと悲惨だ、全てがダメで余程ボリュームを絞らないと聴くに耐えない… 録音が良いと言うのも両刃の刃で残酷ですらある、ハイエンドオーディオ機器での楽音再生で楽しみたい方々にはMSデジタルなんで期待されるかも知れないが全くオススメできない… 拷問です(笑)むしろこの人の演奏のピアニッシモが無い部分を逆手に取って、バーやレストランでごくごく小さな音量でBGMにするには良い… 上手い人のはピアニッシモが全く聞こえなくなるから使えないから困ります。 最後に加藤さんの演奏の唯一の美点は、パルティータ三番のメヌエット二曲の出来ですね。ここだけは他の誰より軽快な三拍子のリズムを感じさせて良いと思う、なので星は二つかなと思ったけど一つ上げて三つですね。
今回から放送時間が短くなり、前作までのキャラクターで登場しなくなった人物達もおり、パワーダウンしたかなという印象があるかもしれないが、そんなことはない。30分枠ではできなかった短編としての魅力があり、時間内にたっぷり内容を詰め込んでかなり充実していると私は思っている。短くなった最大の利点はものすごくくだらない題材でも取り上げられることだと思う。30分枠ではやるには些か無理がある題材を取り上げいて、それが本当に笑える程面白い。時間が短い分だらだらやっている訳にもいかないので前作よりも全員がかなりのハイテンション且つぶっ飛んでいるのも見ていてツボだ。OPの元気が良い曲からMAXのテンションのまま終わりまでもっていかれてしまう程の勢いがあって良い。興味をもったら買ってみても損はないでしょう。
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