時代の流れにのった良書だと思います。
他のレビュアーの方が指摘しているように「渋谷の街が好きだ」の時はそれまでの記述と 完全に矛盾していて「?」と思いましたが、他の部分は非常に鋭い切り口であったと 思います。
確かに「普通」であることは大変難しいと思います。 例えば飲食店で「普通」のサービスが出来ていれば地域一番の繁盛店になるだろうなと いつも思います。お釣りを手渡ししなかったり(最近増えましたよね。相当印象悪いです)、 トイレが汚かったり、喫煙席と禁煙席が分かれてなかったり、カード払いは手数料をお客さんに 上乗せしたりとかあまりにも「普通」が出来てない店が多すぎます。 メニューがどうとか味付けがどうという前にサービス業の基本ができてない。 そういう店がほとんどです。それなのに「個性」なんてちゃんちゃらおかしいと確かに思います。
私は団塊Jr世代で特に20代は「個性的であれ」という風潮で生きてきました。 いい意味で冷や水を浴びせられました。
自分の子供に「学校の勉強って何の役に立つの?」 そういわれ「いつか必ず役にたつから」と抽象的な回答を した方もいるのではないだろうか?
本書は5教科が、将来どのように役に立つかの根本を わかりやすく解説してくれる。暴論に感じるところもあるが、 丁寧に読み込むと、理路整然とした内容を熱気が包んでいることに 気が付かされるだろう。
また、日本人が日本社会の欠点ととらえる縦社会についても まったく新しい視点でメリットを伝えている。 社会風刺も効いており、中学生から中年世代まで 読む価値のある一冊と感じました。
三田紀房さんのファンです。
しかし、この本はいけてません。ご自身の漫画の解説みたいになっています。
もしかしてプレゼンの初心者には役にたつのかもしれませんが・・・・。 私にはあまり新しい視点は感じられませんでした。
ネットで購入する前に、本屋でパラパラめくって納得いったら購入した ほうが良いと思います。私はブログで好評だったので、見ないで買って しまいました。
三田さんの本はたいてい面白いのですが、残念です。
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