素晴らしい!!
タカをくくって見始めましたが、いやあ、 すっばらしい映画でした。
関西の貧困都市部へ赴任した壇ふみさん 演じる先生と、小学校の生徒たちの 涙ぐましい触れ合いと格闘・・・・。
新克利さん演じる教師ともども、 これこそ教育者の鑑だ! と言いたくなる奮闘の模様を、 ある時はシリアスに、ある時はメルヘンタッチで描いた、 「キューポラのある街」以上の快作です。
こうゆうことこそ、「人間関係」だ、と感じさせられました。
ドラマも映画もこれ、といって残っていない 壇ふみさんの若き日の凛々しさ観られるだけでも 価値あり、です。
僕の中では「典子は今」に並ぶシリアスメルヘンの 傑作ですねえ。
あ〜これダウンタウンの松本人志さんにみせたい。 号泣するやろなあ、自分たちの子供の頃思い出して。
ヒューマンな感動とはこういうもののことを 言うのです!!
子供の頃から本好きだった私が、この有名な作品をなぜ今まで読まずにいたのか、疑問に思いながら読み始めたが、すぐ理由に思い当たった。 生々しすぎるのだ。 私が物語に求めていたのはここではない別の世界であったので、何も本でまで現実のような苦しみを味わいたく無かったのだろう。
悔しさに涙が溢れ、笑顔を得る喜びにまた泣く。 自分が兎の眼をしている事に気付く。
はじめ、子供は大人に全幅の信頼を寄せている。先に裏切るのは常に大人の方なのだ。 全力で、見捨てらぬよう、一日でも長く信じていてもらえるよう努力せねばならない。
灰谷健次郎の同名の小説が映画化されたもの。
小説にはなかった、お父さんの過去などが描かれている。
お父さんが沖縄戦でどのようなことがおこったのか、などが見えてきて
ラストなぜああなったのか、がわかりやすくなっている。
穿った見方をしてしまうと、ふうちゃんのせいでラストああなってしまったかのようにも見えてしまうのが残念。
ふうちゃん、キヨシ、ろくさんなど映画初出演の役者さんたちを使い
リアリティが出ている。
ところどころ出てくる沖縄民謡。意味がかいてあってわかりやすい。
本だけではわからなかった雰囲気が素敵な演出。
ラスト、天皇誕生日の皇居の様子がテレビで映し出されているのは
よけいな意味をもたせてしまうので蛇足かと。
全体的に、沖縄・昭和の美しさとその悲しさの対比が素晴らしく
いい涙が流せた作品でした。
泣きました。そして心が温かくなりました。こんな素晴らしい作品があったなんて、知りませんでした。なんだか最近は「ベストセラー」と呼ばれているものに限って、「何?ど、どの辺がベストなセラーなの???」と思わせるものだらけですが、この本は違います。「ベストセラー」という肩書きをしょった、外身だけの作品とは180度違います。大げさですが、この本を読まないのは人生の半分を損しているようなものです。そんだけ大口たたけるくらい、素晴らしいんです。是非読んでください。内容も全然難しくありませんし、文章もほぼ会話文で構成されています。文庫本で持ち歩けますし、値段も手ごろです。買いましょう。読みましょう。泣きましょう。笑いましょう。今、私はこの本を、「ハリーポッター」よりも「世界の中心で愛をさけぶ」よりも「けりたい背中」よりもオススメします。
関西弁な会話を目で追うだけでも、楽しい。セリフが多いし、すぐに改行。
活字ぎっしりなページがなく。圧迫感はないよ。
それでいて、ほんわかと開けっぴろげなだけじゃなく。 渋いジイちゃんのセリフが物語を要所要所で締める。…けして楽しいだけじゃない。
|