「探偵神宮寺三郎」シリーズ初のノベルス。 「未完のルポ」シナリオ担当者による書下ろしで、 「アーリーコレクション」でも少し明かされていた 誰もが気になる神宮寺と熊野警部との出会いが書かれている。 25歳のヤング(笑)神宮寺は、 ゲームの神宮寺に慣れている身には割と新鮮に感じるのではなかろうか。 ストーリーが平凡なのが返す返す残念だが、上にも書いた神宮寺と熊野の出会いは必見。
神宮寺シリーズの小説を初めて買いましたが率直にいいですね。 自分でJAZZのCDをセットしコーヒー片手に読み込めばゲームでお馴染みの雰囲気に浸れます。 登場人物 神宮寺・御園・熊野ら個性的なキャラも、イメージそのままに生き生きと描かれてます。 この小説は活字の間に隙間がある為、小説慣れしてない人にも見易く入りやすい状態です。
ただ本のサイズが小説としてはやや大きいと感じました。 個人的には内ポケに入り手に馴染める文庫サイズでもう少しお安く出してほしかったです。
「探偵 神宮寺三郎 いにしえの記憶」には、神宮寺シリーズ1作目から4作目(ファミコン版のリメイク)+携帯アプリ版新作第1作目+オリジナルストーリーが収録されています。 本ソフトオリジナルの曲はあまり多くなかったのですが、このサントラには1作目から4作目のファミコン版の音楽も収録される予定です(ただし、現時点で音源がファミコンの音源そのものなのかどうかは不明)。 今までの神宮寺サントラには収録されていない曲が相当数収録されますので、ファンの方におすすめです。約4000円で4枚組ということですので、妥当な値段ではないでしょうか。
<本編> このシリーズで昨今続いていた「暖か人情路線」とは一線を画しています。 人間のドロドロした部分が描かれますが、観ていて嫌になるということはありません。 ただ、ボリュームについてはあっさりしている感は否めません。 『きえないこころ』よりも短く感じました。 これをシンプルでストレートととるか物足りないととるかは完全に個人差だと思います。 途中の謎解き部分でどれだけ詰まるかは個人差はありますが、大抵の人は4〜7時間 くらいでクリアできるでしょう。 『謎の事件簿』の新作はやや長編です。
<短編> アプリやDSiウェア版で収録されたものです。DSiウェア版との違いは…
・ムービーがある ・人物紹介がある ・BGM鑑賞が可能 ・西田由美子の下スクリーン絵の色彩が異なる ・スライドショーの違い (注)本作収録版は各物語のはじめのみにスライドショーがありますが、 DSiウェア版だと各章のはじめにスライドショーがありました。 このDSiウェア版の第一章でのスライドを本作でそのまま流用しています。 「第一章しか登場しないキャラが何故、その物語の代表的人物であるかのように スライドで出てくるんだ?」と思われるかもしれませんが理由はこういうことです。
といった感じです。
<まとめ> 短編をプレイしたことがあるか否かでかなり印象が異なると思います。 やっていなければ、全体で結構なボリュームで満足。やっていると物足りない気分に なる。こんな感じでしょうか? ただ、システム面は非常にわかりやすく整えられて(目新しさがないといえば それまでですが)いるので、興味がある人は購入してみてはいかがでしょうか?
前作よりも確実に本編は改善されています。泣けます。
同時に入っていたアプリ掲載済み作品のどれをとっても話がよく、切なさが続きます。 個人的に、携帯アプリをやることが出来ないので、こうした形での発売は大変嬉しいですが、アプリ掲載済み作品の量を減らしても、やはり本編は長編を期待してしまいます…。
今回でやっとDS版の神宮寺の顔に慣れてきました。洋子さんはたまに{?}と思う所がありましたが…。
音楽は相変わらす落ちついていて、ゲームをしているということを感じさせません。まるで2時間ドラマを見ているような感覚になります。
バーかすみの存在は、やはり容量の都合でカットなんでしょうか。また神宮寺と洋子さんの関係にこれ以上の進展は期待できないのでしょうか。PS2でもいいのでガツンと出して欲しいところですが…。
今回採用しなおされたトークファイルシステムが、本ゲームはただの読み物ではないことを思い出させて、いい刺激になっています。
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