日本語盤の方を先出ししたみたいで、久々に日本語ライナーというものを見ました。彼、N.Y.からL.A.に引っ越した様です。知り合いに、「キミはPaul Brawnと仕事した方がイイヨ」とも言われたとか。 閑話休題、ちょい、アバンギャルドなPhilippeが戻ってきました。けどちょっと今回はSmooth Jazzを意識したのか抑え気味、と、思いきや、常人では発想もつかない、「ちょっとした音の入れ方」は健在ですなー。センスがいい、とは、もうこの人の事を指して言う言葉に違いない。 音的には、David Finck+Scooter Warnerの路線でアコピメインなんですが、過去作の「Halfway Till Dawn」や、「Ready To Go」あたりのシンセの味付けや、再演のAngelique Kidjoがキラっと光ってマス。 また、今回は前述のトリオに加え、L.A.版として新しく、/dr:Simon Phillips/b:Pino Palladinoが参加。 あと、全体的に明るい曲が揃っている気がします。凍てつくN.Y.を感じさせる「Next Voyage」に比べ、Philippe初心者の人もとっつきやすいと思います。よ。
※気になる人は気になる「Roppongi Blues」なる曲、演歌ではありません(念の為)。聞くと、大瀧詠一です(笑)。
素晴らしいの一言に限る。1曲目のベースラインの渋いこと渋いこと。ビクターのステレオ「aosis」のデモCDに収録されており、その日の内に探し出して即買い。1聴の価値あり。
大体のCDを聞くと10曲ぐらいあって2、3曲ぐらいがとてもよくその他はどうでもという感じで結局、個人的にコンピレーションアルバムを作ってしまう経験がありませんか。このアルバムはそんなことはありません。セスはデビッド・ボウイやストーンズのバックでキーボードを弾き、マーカス・ミラーやガトー・バルビエリともプレイしてた音楽的にも人脈的にも幅広い人です。このアルバムは「Madison Rose」「Images」がいい。なかなか飽きの来ないセスの作品です。
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