理解しやすいように構成されている本です。アップルのオンラインマニュアルと併用して 基本動作を理解する事ができます。Final Cut Pro Xは期待はずれと評判はよくありませんが 使ってみてから評価すべきだと思いました。ビデオアニメーションエディターがあるので 各パラメータをキーフレーム上で操作でき、プリセットエフェクトは限定的にも思えますが 使い方次第で結構面白いです。こういう事を一晩で教えてくれる本です。 カバーは邪魔なので外して使いましょう。Macmini 8G、OSX Lion 使用。
著者本人です。 未だに「サンプルのファイルまたはムービーファイルが分からない」というレビューがアップされるのでコメントをさせて頂きます。
まず、本書の該当部分とプロジェクトファイル名との関係は、当初からダウンロードサイトに記述している通りです。 例えば、「C03_S14_after.prproj」は「Chapter 3_Section 14_編集後のプロジェクト」という意味になります。 BKK氏のレビューのコメント欄にもコメントを残し、Blog上にも同じ内容をアップしています。
また、各ムービーファイルは該当するプロジェクトファイルに直接リンクされているので、ダウンロードサイトの手順通りに各素材をダウンロードした場合には、プロジェクトファイルを開く際にダイアログボックスに表示されているムービークリップを選択してリンクを復帰させるだけです。ですから「どのムービーファイルを使用するのか分からない」ということはありません。(未確認ですが、ソ−テック社のス−パ−リファレンスでも同じと考えられます←9/6追記 確認したところ使用素材と完成ムービー等のみでプロジェクトファイルは含まれていませんでした)
まるで、ステマと思われるようなレビューが散見されるAmazonですので、あえてレビュー欄にコメントさせて頂きました。 また、評価の星の数は便宜上3つにしています。
Unityは、初心者でも簡単にゲームが作れるようになるツール、ライブラリ群です。その説明として、初心者が簡単にゲームを作れるように、丁寧にまとめてあります。 大学の授業でUnityを教えた経験に基づいているらしく、単なる解説にとどまらず、実践的になっています。例えばこまめにセーブするよう、しつこく注意しているあたりは、実際に学習する初心者にとっては大変役に立つことでしょう。そういう実際に教えてみないとわからないような工夫があちこちにみられるように思えます。 ほんの構成としては、最初は付属のDVDに入っているデータなども使って、簡単な手順で実際にゲームらしきものを仕上げていき、作る楽しさを体感できるようになっている。 その後ちょっと高度な説明もついているようですね。高度と言ってもそんなにたいしたものでもないですが。ツールの使い方が中心で、スクリプトもあまり出てきませんし。 一応スクリプトの言語にC#が選ばれていることなどから、ちゃんとしたプログラムを組む方向にステップアップすることも考えてはいるようですが。 簡単にゲームが作れるようになる、よい本です。
阿部一族といえば森鴎外の著作として名前位はしている人もるであろう。実は私自身、原作は読んでいない。なんとなく森鴎外は敷居が高いからだ。時代劇スペシャルの一作として放映された後、立ち読みしたが原作は以外に小品であった。が私としては映像版である本作の方が遥かにインパクトがあった。深作は所謂、東映時代劇本流の監督ではない。が監督としての晩年期に何本かの時代劇を演出しているが時代劇の作法からいささか外れている観もある作品が多いと思う。この作品は文豪森鴎外の原作に果敢に挑んだ意欲作である。元はTVドラマとはいえ、その完成度は高い。私見ではあるが深作時代劇のベストワンだと思う。本作で描かれるのは滅び行く戦国武士の残像である。敵、味方問わず古い世代が駆逐され新しい世代が台頭する。が古き戦国武者を征伐するのもまた戦国武者の生き残りと言う皮肉。本流の東映時代劇の監督では無い東映のスター監督であった深作監督が演出した皮肉と相通じるものを感じるのは私だけだろうか。ともあれ終盤の大殺陣を堪能して下さい。
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