「スウェプト・アウェイ」以来、ご無沙汰のガイ・リッチーですが、デビュー作「ロック・ストック・・・」の衝撃は忘れられません。 ビデオ・クリップ監督とはまた違った映像感覚と昔のフィルム・ノワールを思わせるストーリーが新鮮でした。特に、たたみかけるような場面転換によって、ストーリーを語って行く語り口は独特のものです。 また、一つのシーンでハイスピードからコマ落としまで撮影スピードを変えることによって独特な時間感覚を生み出していました。スペシャル・エフェクトやヴィジュアル・エフェクトを使わなくても、ここまでできるんだ、と感心させられました。 2作目の「スナッチ」は前作のハリウッド版って感じで、とりあえず面白く見ました。 3作目は「スウェプト・アウェイ」ですが、怖くて見ていません。 PS.ショーン・ペンがマドンナと別れて役者として大成したという例もありますから、長い目で見守って行きたいと思います。
これが映画って物でしょう!! ハリウッドのようにキャストにお金をかけるばかりが映画じゃない!! 低予算でも頭を使えばこんな面白い物が出来るっていう好例! 俳優の個性もバッチリだし、ギャングと一攫千金を夢見る若者と ドラッグディーラーとその取り巻きが絶妙に絡むストーリーが絶品です。 なんていうのかなハードボイルドコメディギャングムービー とでもいう感じでしょうか、怒り、笑い、悲しみ、親子愛、友情、 が一度に楽しめるエンターテイメント、見てない人は是非!!
私が持っているサントラの中でも特にお気に入りの一枚です。何度聴いても飽きません。最初から最後まで捨て曲なし。特に一曲目のOCSの曲は最高!この映画のために用意されかというくらいシーンにマッチしています。曲の間に映画のセリフが入っているので映画を観てサントラを聴くも良し、サントラ聴きこんで映画を観るも良しです。映画もサントラも最高に格好良いです。お勧めです。
かなりややこしいストーリーです。いつもつるんでる若い4人ロクデナシ野郎どもの一人が、カードで地元を仕切ってるヤクザのボスにこともあろうに挑戦して50万ポンドの借金を背負った。 アパートの隣にいる連中もヤバイ奴らで、ヤクの売人から金を盗もうと企んでいる。4人は、そいつらから金を横取りしようと企む。 一方、ヤクザのボスは、アンティークの散弾銃(バレル)を、金持ちから盗もうと別のチンピラを使わせるが、そのチンピラは、散弾銃をヤバイ奴らに売ってしまう。
話はややこしいけど、見ているうちにわかってきます。
イギリス映画らしく、夢も希望もない若者たちがバカをやってるのですが、なんかスタイリッシュで面白いです。トレイン・スポッティングと似てますが、こっちはもっとギャング色が強いですね。
方程式がどんどん畳まれてシンプルになっていくように、争いと勘違いでヤツらがどんどん片付いていくのが痛快です。
スナッチやソード・フィッシュにでているビニー・ジョーンズが、ターミネーター的に強いオヤジをやってます。ギャング映画って、必ずこういうとんでもない凄いヤツがでてきて、主人公を震え上がらせますよね。パルプ・フィクションのハーベイ・カイテルもそうでした。
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