ジャム〜スタカンが大好きで、学生時代(かれこれ30年近く前のハナシ!スイマセン!)はよく聴いていた。でも、ソロに転じてからのポールの作品はと言えば、ベスト盤をさらっと聴いた程度で、殆ど関心なく今に至ってしまった。 若い頃の先鋭さが無く、なんだか老成してしまったなぁ、という印象ばかりが先だってしまってたんですよね、ソロ期の彼のイメージって。・・・ しかしながら、本作で聴ける音というのは、そんな彼に対する誤った先入観を完全に払拭するものであり、今時の若いロッカーたちにも決して引けを取らない実に刺々しいものとなっていました。・・・素晴らしいアルバムです! 多くのギミックを導入したトリッキーな仕上がり、でも切れ味鋭く切り込んでいく各インストゥルメンツとポールのVoは快感度が非常に高く、最盛期のジャムと比較しても、ロック的純度は極めて濃いと言っていいでしょう。 とは言いつつも、様々なジャンルの音楽を貪欲に取り込んでいくスタイルも相変わらずで、実に多彩で幅広な音楽性を披露してくれてもいます。 各曲間をSEやインタールードで繋ぐといった演出もすこぶる効果的に施されていて、遊び心、冒険心も十二分に内包されています。 まだまだ、まだまだ、彼のポテンシャルは底を見せていないんだということを、強烈にアピールする作風です。 英国においては、今やすっかりシーンにおける重鎮、御意見番といった立場にあるポールではありますが、隠居生活に入るにはやり残した仕事がありすぎる、というのが彼の紛うことなきスタンスなのでしょう。 ソングライティングのセンスも流石!のひとこと! 傑作です!
Pen 2012 12/1 号は、男が惚れる、男たちの肖像を特集しています。男が男に惚れる・・これは当然男が女に惚れるのとは全く意味合いが違いますが、映画、ドラマ、スポーツ、はたまた実社会の中で、誰でも一度は経験した感情だろうと思います。本誌は異性だけでなく、同性をも惹きつける男たちの魅力を徹底的に解剖しています。 巻頭、先ず佐藤浩一さんが、男に惚れる男について語っています。一般的に佐藤さん自身が男の惚れられる男と思われているようですが、自身はそうは思っておられないようです。佐藤さんが惚れた男は、先日亡くなられた原田芳雄さんです。佐藤さんは、20代の頃、相米慎二さんと出会い、役者として生きていくための大事な事を学んだそうです。また、40台半ばに三谷幸喜監督と出会い、今までにない役柄にチャレンジし、見事成功を収めました。それにしても、36ページの横顔の写真お父さんにそっくりですね!続いて、S・マックイーン、根っからの反逆児でしたが、自分と共通の価値観、言語を備えている人には、胸襟を開いたようです。ケネディ大統領が暗殺された直後の写真が胸をうちます!そして、S・コネリー、007の時もすごい人気でしたが、男としての魅力を増したのは、年を経て、かつらを取り去った後のコネリーでしょう。P・ニューマン、一般的に、明日に向かって撃て、スティングが有名ですが、以外にも、暴力脱獄を''1に押す人が多いです(私もそうです)。映画では、ゴッド・ファーザー、007・シリーズ、ダーティー・ハリー・シリーズ、等男の世界を描いた魅力的なものが沢山あります。次に、一挙にお見せします、伝説の男列伝、私個人としては、あまり知られていない、宿澤広朗、悲劇的最後を迎えたJ・レノンに共感を覚えます。 本誌では、惚れられる男になるための条件として、1:まずは、自分から相手に惚れる事 以下5の条件をあげています。 また、第二特集の新作ウオッチ、どれが買いか?これも中々良くまとめられています。
この本は発行されたのは6年前になるのですが今日本で手に入るP・ウェラーのバイオ本では 最も詳細な物です。作者のJ・リードはポールに近しい人なのでジャム時代の 記事はややポール寄りの所は有りますが、ジャム~スタ・カン~ソロとポールの 活動の変遷を振り返るには信頼出来る一冊だと思います。
DVD1枚目のジャムとスタイルカウンシルのプロモ集は「若いなぁ〜」とか「懐かしいなぁ〜」とか「やっぱ名曲だなぁ〜」「髪型ダサいなぁ〜」とかで最高に楽しめましたが、2枚目のソロのPV集は映像的にあまり変化がなく、正直飽きてしまいました。もっとライヴ映像があれば良かったです。
こっちは4枚組のCDのほうがいいかもです。
ポール・ウェラーの1991年から2001年までのビデオクリップをほぼすべて収録したDVD。 ビデオクリップの他、「ライヴウッド」として発売されていたウルヴァーハンプトンでのライヴビデオも収録。 その他、「LATER...WITH JOOLS HOLLAND」出演時のライヴ等も収録。 ソロ期のビデオでは他にブリクストン・アカデミーでのライヴと93年までの活動をまとめたドキュメントビデオがあり、 テレビ放送では先の「LATER...」でのポール・ウェラー・スペシャルも素晴らしい内容だったので、それらもDVD化を願いたいです。 「HE'S THE KEEPER」と「WILD WOOD」のオリジナル版クリップが収録漏れされているのが残念ですが、 まずは必見の2枚組DVDです。
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