ゴシックメタルの宝庫オランダ出身の6人組バンド「Epica」が2003年にリリースしたデビューアルバムです。同郷の「After Forever」の元メンバーMark Jansenが自分が本当に表現したい音楽を求めて結成したバンドですが、サウンド的には先輩格After Foreverとかなりの共通項をもっています。Mark Jansenによる邪悪なデス声に、弱冠18歳(!)の女性ボーカル、美しいソプラノボイスの持ち主・シモーネ嬢が作り出す美の世界との鮮やかな対比が特徴です。
楽曲もやはりAfter ForeverやWithin Temptationとの類似性を感じますが、このバンドとしての持ち味は何といっても「Epicaクワイヤ」とも言われるオーケストラサウンドの導入です。壮大というよりやや大仰にも感じられるオーケストラサウンドと、バンドが生み出す疾走感との鮮やかな対比は見事です。デビュー作とあって、やや消化不足な部分がないわけではありませんが、久しぶりに登場した本格派ゴシックメタルバンドとして、今後の成長ぶりに注目したいものです。
アメリカ・フロリダの叙情メタルのスタジオ第6作。 コンスタントに作品を出し続けているバンドで、合計でかれこれ10枚の作品を送り出している。
さてこの作品だが、 音に質を求めるリスナーには絶賛間違いなしの逸品であり、 音に数を求めるリスナーはやや不満の残る作品であろう。
ややインストが多い気もするが、 曲の配置バランスも緻密な計算あってのことで、 どの曲もカタルシスを得られるようしっかり練られている。 NIGHTWISHやBLIND GUARDIANのような、 インストを含め壮大な抒情詩を作り上げるようなバンドが好きなリスナーは、 必ず気に入るであろう1枚。
ただ、私の個人的な感想としては、 1曲にストーリーをつけすぎているため、 ストレートなノリにはやや欠けるといわざるを得ない印象を受けた。 (誤解は避けたいが、全体的な質はきわめて高い。) インストを省略し、全曲をつないでやってくれたら、 さぞ気持ちよい作品だったろうな、と感じる。
Great!! そんな言葉が自然にこぼれてしまう素晴らしいアルバムだ。 After Foreverから飛び出したMark Jansenが本当に奏でたかった音楽(世界)への到達! そして天女シモーネ嬢は全ての憶測を超越した!
今作は前作The Divine Conspiracyのメタル志向が伏線であったかのように更に増強されている。 しかし、それは前作のような曖昧さではなく緻密に計算されたシンフォ+クワイア+メタルの 融合だ。更にシモーネ嬢の驚愕的な歌唱力の向上により完成された今作はシンフォメタル のジャンルではトップの位置に着いたと言っても過言ではない。
そしてEpicaをシンフォゴシックと言うジャンルだけでは括れなくなってしまった。 言うなれば『ゴシックテイスト・シンフォニック・メロディックメタル』である。 アルバム全体像を簡単に言えば、2ndの可憐さと3rdの壮大さをブレンドして更に良いところ だけを抽出したようなクオリティの高い作品である。 特にアルバムの中では異色な曲、M9.Tides of Timeのバラードは天空の神曲である。 鍵盤をベースにしたオープニングから優しいシモーネ嬢の囁くような歌声 そしてクライマックスの壮大な楽曲に天にも届きそうなシモーネ嬢の歌声には 平伏すしかない。圧巻である。
2009年ゴシックイヤー、Sirenia,Delain,Leaves' Eyes,Theatre of Tragedyと素晴らしい 作品が一同に発表されたが締め括りは、このEPICAであろう。
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オランダのシンフォニックゴシックメタルバンド、エピカのスタジオライブDVD。2004作 このDVDは彼らのスタジオライブ作品で、ストリングス隊に合唱隊を擁しての演奏は シンフォニックかつ荘厳な楽曲とともに、アルバム盤以上に彼らの魅力が現れている。 そして赤毛のシモーネ嬢の美しさは、映像的にもとても引き立っていて そのオペラティックな美声はアルバムで聴く以上に表現力の高さを見せてくれる。 バンド+ストリングスの演奏約40分に、ピアノとチェロをバックにしたアコースティック演奏を15分ほど、 ビデオクリップ2曲に、それぞれのメイキング、インタビューなども収録。 このバンドの魅力を再確認するには充分な作品である。
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