音の間がつくる緊張感や、観客の反応までが伝わってきて、ホールの風が香るDVDです。 アングルをガチャガチャいじらないので純粋に演奏に集中でき、見やすいと思います。 特にバイオリンを弾く人にとって、こうして映像付で演奏をきくことによって 得られるものは少なくないと思います。
ラヴェルのツィガーヌは独特ですが、ゾクゾクするほどの名演だと思います。 これはナマでみたら感動したんじゃないかなと・・・ また、演奏終わった後の"どや顔"がカワイイです。
『五嶋龍のオデッセイ』を10年間観つづけて 五嶋龍君のファンになり 今回のブラームスのDVD発売はとても楽しみでした。演奏は期待通りの演奏で音程の正確さ音色響き、聴いていてとても気持ちが良いです。私はヴァイオリンを勉強していますが、とても参考になるDVDだと思いました。
最もよく知られている曲の一つだが、これまで聴いてきた曲とは違う印象を受けた。四季を聴いて、これほど伸びやかで、透き通っていて、無限のかなたから届いたメロディが目の前をすっと通り抜けまたかなたへ行ってしまうようなスピード感というのを感じたことはなかったと思う。年を重ねるたびに、技巧と表現力が加速度的に増していく。やっぱり五嶋龍はすごい。
子供が、バイオリンを習っているので、演奏フォーム等を参考にしようと思い、購入しましたが、入門者には不向きでした。むしろ、詳しい方、ある程度、知識のある方にとっては、過去の偉大な演奏家達の姿は、勉強になることでしょう。それまで、DVD庫の中で眠らせておかなければなりません。しかしながら!完全にマニュアル化された現代の音楽教室での、習う、というやり方の以前には、本来、このような自由な、それでいて、素晴らしい演奏があったのだ、これこそが、理想的な芸術の姿であろう、と考えさせられます。お手本をコピーするというやり方に、疑問を感じる私にとって、それも練習の上では必要でしょうけれど、そういう意味では、出会って良かったのかもしれません。言葉と楽器の演奏が同じだってったって、話し方にも、人それぞれあって、皆がアナウンサーのような喋りをする訳ではないでしょう。ニュースを読み上げるのが、素晴らしい話し方か、って、それはちょっと違うように、演奏もね、誰にも習わずにただ好きでやってたっていうような、個性豊かな昔の方が、偉大な演奏家が生まれたようですね。それと、今まで、CDの演奏しか聴いたことがなかった海外の演奏家たちのトーク、話す姿が入っていたので、その人となりを拝見できて、それも良かったでしょう。ショービジネスの犠牲になった若き演奏家達の話は、やるせないですね。芸術を理解しない人達のすることです。必須ではありませんでしたが、あっても良い1冊だと、私には言えます。
みどりさんの弟で知ってはいましたが、彼個人でも立派な好青年です。 ハーバードを卒業して、これからが楽しみですね。 DVDも増えそうです。
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