同じ編成のかつてのテンペストとは、全く別の種類の音楽です。所詮好みの問題でしょうけど、楽器でここまで、まるで歌うかのように巧みに表現できるアーチストはアランやジャン=リュック・ポンティ、ジェフ・ベック等数人でしょう。
本作は、ギター・アルバムの傑作とは言え、アラン・ホールズワースのギターはリスナーを選ぶと思います。私個人は、アランの弾くギター(厳密にはギター奏法)の中毒患者なので、一時期は、彼の作品を聴かないと眠れない日々が本当にありました。
蛇足ながら、ジャケはやはりオリジナルの、真っ黒い方が良かったのでは。闇夜をうねりまくるような、アランの艶やかなギターには、黒がお似合いです。
アラン本人による教則映像。 アランがよく使う10のスケールを表にして解説してくれますが用法やリックまでは説明してくれません(笑) また、コードフォームに関しても細かい説明無し。 いくつかパターンをサラッと弾いて見せるだけです(笑) また、映像の殆どは教則よりもスタジオライブ映像となっています。 お世辞にも親切な教則とは言えませんがファンなら買いですね。 日本語字幕もあります。
テクニカル&変態系ギタリストの大御所、アラン・ホールズワースによる2000年の作品です。同タイトルのアルバムが先行して発売されましたが「Above And Below」という曲の別テイクが追加されたうえに、オリジナル盤の曲順も変更されています。この「編集」の意図がなんであるかは、おそらくホールズワース本人以外は説明できないと思いますが、多分思うところがあったのでしょう(笑)。エグゼプティヴ・プロデューサーにあの元UK、元キング・クリムゾン、エディ・ジョブソンの名前がクレジットされています。メンバーはデイヴ・カーペンター(ベース)、ゲイリー・ノヴァク(ドラム)を固定に、Walt Fowferというトランペット奏者が2曲、IOU時代の盟友チャド・ワッカーマンが1曲のみに参加しています。ホールズワースがトランペット奏者と共演するのは、ブラフォード以来ではないでしょうか。
曲としては、まさに「いつものホールズワース」以外の何ものでもないのですが、特筆すべきは一部マニア筋では悪評のシンセタックスも大変遅ればせながら「やっと板についてきた」という点。やや袋小路に迷いこんでいた感もしたホールズワースのギターも妙に生き生きと躍動しているのが印象的です。
六本木ピットインでのライブということで、少し安心しました。 というのは、FM等でのオンエアの印象だと思いますが、 大きなホールだと音が引っ込んでいて間に出ていないような気がするのです。 その点、ライブハウスということで、音が前に出ている、 というか音が逃げていない気がするのです。 スタジオワークでの音とはさすがに違う気がします。 だから、ちゃんと聴いているとスタジオじゃないなというのは感じます。 ところが、何気なしに聴いているとライブの不足感がないのです。 チャド・ワッカーマンのタイコもいいです。 ライブプレイの遊び感が出ている感じがします。 「ライブだから」とためらっている方には特にお薦めしたいです。
小さな本かなと思っていたら、
見やすい大型のペーパーバックです。
英語が読めるに越したことは無いですが、
そうで無くても、ダイアグラムが
視覚的なので、
語学力に自信の無い人にも勧められます。
いろんなコードフォームが載っているし、
試しに弾いてみたら、実用的でした。
まだ、全部に目を通しては居ないんですが、
ホンモノの理論を実践的に体得出来る
仕上がりだと思います。
洋書だから・・・と敬遠せず、
世界レベルのフィーリングに浸ってみて
下さい。
あと、関係無いですが、ストレートな
Jazzを志す方も、この本とは別に、
同カテゴリーで色んな洋書が出ています
が、それらもお勧めですね。
詰まらない和書の理論書を買うのであれば、
洋書の本物に触れるのが実力を
得る近道であり、王道でしょう。
本書はもちろん、超お勧め。
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