はじめて買った蛭子漫画 名は体 というか恐ろしきかなヒルコ様 手萎え足萎え しかし怨念か執着か脳髄垂らしてかいたような地獄極楽絵図
蛭子さんが漫画家だっていうのは知っていたけど、あんな壮絶なものを描いているとは知りませんでした。描かれた時代的に言っても元祖ヘタウマっていう世代ではないでしょうか。シュール系で不条理系でヘタウマ系って感じでした。若い作家でシュールな世界を書く人はいるけれどコレ読んだらもういいって思いました。ゴダールとかつげ義春とかのパロディーや引用が沢山あって、蛭子さんって凄いインテリなんじゃんって気づきました。扉絵や一つのコマも凄くグラフィック的で感動しました。格好いい。横尾忠則とか好きなんじゃないかと思います。とにかく壮絶って感じで面白かったです。
劇中でえがかれている、 幸江と熊本さんの友情に、 じーんときました。
その友情の描写は、決して がりがりに彫琢され過ぎて、 綺麗なところばっかり見せる、 無菌室処理的なものではない、 泥まみれの、生々しいものです。
しかし、そこがリアル。 心に響きます。
また、個人的には昭和チックな 雰囲気をこの作品に感じました。
テレビでマニアックな人気を博す、蛭子さんありきの企画です。
笑いのテクニックはないのですが、存在感で笑ってしまう蛭子さん、私もファンなので観ました。
キャラクターが濃いオヤジ達がしょうもないゲームをしながら、ずれたトークやキモい姿をさらし笑いを取る感じで、突っ込み所満載です。
もう少し有吉さん的な毒のある突っ込みがある方がもっとはじけて面白い気がしましたが、内容的にはまとまっておもしろいです。
最後の特典映像は思いっきりおやじらしさが出ていて必見です。
続編も期待したいです。
SF&ミステリー編「美しき死体」についた帯文の“ローラパーマーに捧げたい”というのは、デビット・リンチ監督の傑作TVドラマ『ツインピークス』の“美しき死体”ローラパーマーのことだろう。蛭子漫画にも『ツインピークス』に登場するようなヘンで異常なキャクターばかりだが、『ツインピークス』に登場するような美人が出てこないのが残念だ。なので★四つ。
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