パート1に対して、主人公3人以外のどろどろした人間関係を中心に描かれており、終わり方も続編を盛り上げるような結末。次作を観ないと本作の評価は難しい作品で、楽しく観れますが、物語の展開的には、ここまでの大ヒットには驚きました。パート3は結論を焦ったあわただしい展開にならぬことを願っています。また、前作のJ.ラッシュのような個性派がいなければ少し迫力不足の感は拭えませんでした。
大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』第二弾、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』の文庫です。
第一弾の文庫のようには写真がついていないのがちょっと残念でした。
海版スター・ウォーズともいえる愛と冒険の物語だった前作。今回は、より複雑な話になっていきます。
化け物デイヴィー・ジョーンズと結んだ「ブラックパール号船長契約期間」が実は切れようとしていたジャック・スパロウ。
契約切れということは・・・焦り、不安を抱えつつをそれを隠すジャック。
一方、前作でジャックを逃がしたかどで、エリザベスとウィルは婚礼の日に逮捕されてしまう。
しかしここは前作以上にパワフルなエリザベス、結局逃れてウィルのため冒険に出てしまう。
男の格好をして船乗りもこなし、いつの間にやらウィルに習ったとかで剣まで使いこなしているかっこいい総督令嬢である。
ますます成長したウィルも、貴族の陰謀に巻き込まれジャックを探しに行くハメに。
相変わらず純朴な青年でもある彼、ジャックの口車にまんまと乗せられデイヴィー・ジョーンズの船に乗り込んでいく。
そこに、エリザベスの元婚約者で、提督を辞任後落ちぶれまくっていたノリントンまで登場。
エリザベスを奪ったウィルも、海賊ジャックも大嫌いで、かつ、名誉挽回を狙う彼は貴族の陰謀に加担する・・・
カリブ海で、貴族の陰謀をめぐる現実的な冒険と、幽霊船やら巨大化け物やらのファンタジー風な冒険がうまくかみあい、
ジャック・スパロウの気の抜けたセリフの応酬もとてもおもしろく、時間を忘れて楽しめる本になっている。
ジャックがエリザベスに惹かれ、それでウィルとエリザベスも微妙に気まずくなったり、
ジャックの今後が気になる終わり方をするなど、第三弾へむけての布石もしっかり。次が楽しみである。
発売が遅れたコレクターズ・セットの特典だが。
アート・オブ・パイレーツ・オブ・カリビアンはとても豪華なコンセプト・アート集で
気に入った。写真集ではなくイラスト集なので意見がわかれるところだが私は文句なし。
そして追加の特典Disc3はつまらない一品。
期待のワールドプレミアの映像も短かすぎてがっかり。
特別にDisc 3にする意味はなし。
で、オリジナル淡水・ブラックパール・チャームだが細かく書き込むのが
アホらしいオマケ。シルバー製ならまだしも・・・・。
ということで分厚い洋書のみの特典と覚悟したほうがいい。
もっとも何度もみるような書物ではないので通常版でいいかも。
タイトルはワールド・エンドですが、内容はデッドマンズ・チェスト+ワールド・エンドです。
ゲームの難易度としては、普段あまりアクションをやらないので判断しにくいのですが、最後のステージでかなり手こずります。1対1の対決もまともに戦ったらあっさり負けるし・・・。
このゲームの目玉でジャッカニズムというものがあります。画面上に表示されるボタンを押すだけでジャックがいろんな技を繰り出すというものなのですが、間違った時点で即終了というのもなかなか厳しいですね。
ミニゲームにポーカー、ライアーズダイスがありますが、思ったときにすぐ遊べないし、遊ぶのに金が必要というのも・・・。また読み込み時間が少しかかります。
ただ、このゲームの面白いところはデイビー・ジョーンズやベケット卿など、ありとあらゆるキャラクターの中から自分の好きなキャラクターを使って操作できるようになると言うことです。(動きはジャックやエリザベスのまんまですけどね!)当然、最初から全部使えるわけではないですが。
達成度100%を目指すには最低でも2周しなければならないでしょう。やり込み要素はうんとあります。
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