掲載誌が廃刊となってしまったため、何ともモヤモヤする場面で連載が中止となってしまった『恋ディス』こと『恋愛ディストーション』の6年ぶりの新巻がようやく発売されました。 このまま中途半端なままで終わってしまうのか…と、半ば諦めていただけに、喜びもひとしおです。 モヤモヤの一番の原因だったまほ先生の過去話も無事に終了。 棗のツンデレぶりも犬前田…いや、大前田くんの犬っぷりも健在でしたが、個人的には山野辺くんと里中さんのお話が一番美味しくいただけました。
京都アニメーションさん、是非、この作品をアニメにしてくださいよ!!
1クールでもいいですから。
アニメにするなら今(2010年)しかない!
で、ドラマCDの内容ですが、初めは声優さんに違和感があったのですが(原作を読みこんでますので)、2〜3回聞いているうちに慣れてきて、「やっぱりこの声優さんだな!」と感じるようになりました。
発売から4年近く経ちますが、原作も続いていますし、なんとかアニメ化を。
作者が描いてきたカフェを舞台にした短編をまとめた1冊なのですが、初出の1本は2003年の作品です。 私、雑誌掲載のときに読みました。単行本で読むことができるとは、待ってみるものです。 思い出は美化されるといいますが、9年越しで再会した作品は、やはりステキでありました。
スゴイことがおきるというわけでもない、でも共感できる、ちょっとうらやましい、そしてどこかにありそうな(そして残念ながら自分には縁のない)ファンタジーを、サッパリした画風で描いてくれている、ステキな一冊になっています。 また、この「カフェもの」は、本書に掲載された短編を経て、いま竹書房の雑誌で連載されている、カフェが舞台の作品となるので、「犬上すくね カフェ習作集」と位置づけることができる、まさに内容もコーヒー・ブレイクな一冊です。
あと、猫とヘア・サロンの短編2本が掲載されていますが、この2本も別版元の雑誌に単発掲載された作品だったので、この単行本に収録され、私はハッピーでした。 さわがしくない幸せをくれる、ステキな短編集です。ぜひどうぞ。
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