昔からのファンだったラビさん。最近とあるHPを見つけて懐かしく、CDを探しました。するとみ~~んな在庫切れ・・・。もうやめてしまってるものなあと思ったら、ラビさん復活なさっておられたのですね。唯一在庫があったこのCDを早速ゲット!!期待にはずれず、当時の歌声のまんまのラビさんがおられました。いえ、当時以上かも・・。未だにこんな歌唄いはおられませんわ。是非一度聞いてみてください。若い世代のガキンコ達もよ!!度肝をぬかれなさい!!
中山ラビの名前を初めて知ったのは
『封印歌謡大全』と言う一冊の本でした。 アルバム『ひらひら』に収録されている「たいへんだぁ!!」が紹介されていて、なんとなく名前だけは記憶の奥の遥か片隅に仕舞い込んでいたのですが、何気にふと、You tubeで検索をしたら 「人は少しずつ変わる」が最初にヒットして忽ち虜になりました。
戦後20幾年を経て紡ぎだされた中山ラビの音楽世界は、まるで郷愁の川辺りや朝靄と共に動き始める都会の雑踏が浮かび上がる何処か懐かしい色合い。
触れていた様で実は初めて見るものでした。
刹那さを醸し出すボーカルに 今では垣間見ることは困難であろう歌詞やタイトルが魅力的で例えば
「人は少しずつ変わる」を始め「ひらひら」や「グッバイ上海」 辺りが個人的には気に入りました。 中山ラビを知らない30代から下の世代には彼女はどう映るのだろう?
少なくとも、36の自分には 忘れた振りして実は朧気な昭和50年代の日本が見えました。
帰りたい場所にひとときだけ、返してくれた1枚です
権利の関係なのか、一番見たかったポール・ニューマンが出演のR30型のCMが収録されず。「アイラブユースカイライン」のセリフが入ったCMも収録されなかったのは、残念。
京都の大学に通っていた時を思い出します。従兄弟が買ってきたアルバム「ひらひら」、歌っている人>中山ラビ・・・?誰だ??何だ?このジャケット?? しかし、引き込まれました。「夢のドライブ」高島屋、比叡山のビアガーデン、琵琶湖・・・いやぁ〜京都ですわぁ〜 四条河原町当たり、よくぶらぶら歩いてました。懐かしい。卒業してウン十年、学生時代がよみがえる。出会えて良かった、と思えるシンガーです。国分寺の彼女のお店へ行ってみたい今日この頃。
追体験派にとって始めてみる中山ラビさんに深い感銘を受けました。全盛期の頃と変わらない歌声、ダイナミクスのあるコードストローク、無意識的に奏でる3フィンガー、曲間のMCに於ける聰明さ。時に幼くも見え、しかし一点たりとも女々しくなく、媚ることのない硬派なラビさんが最高に格好よく、最高に素敵です。音楽家を志す者にとって人生を捧げたくなる存在です。
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