思いのほかサイズは小さいですが、音はちゃんとでますよ。カバンに付けて持ちあるいています。
しばらく前にレーガンの伝記を読んで不思議に思った。どうしてこれほどまでに自分の信念を貫き通すことができたのか。「政府が問題を抱えているというのではない、政府そのものが問題なのだ。」と言い、政府の不要な介入を嫌い「自由、自己責任、民主主義」を大切にした米国大統領レーガンの生涯揺るがぬ思想はどのようにして生まれたのかを知りたかった。 レーガンを最もよく知るナンシー夫人は私のこのような疑問に手紙の解説の中で明快に答えてくれた。レーガンの考え方に最も大きな影響を与えたのは全米を巡るGeneral Electric Theaterのホストの仕事であった。「悪の帝国」と呼び、ソ連に臆することなく対峙したレーガンの勇気の源についても分かり易く書かれている。 これほどまでに、あらゆる機会に、あらゆる場所で大統領が夫人に宛てて手紙を書いたのには理由があったのである。ナンシー夫人は「私達はいつも一緒にいたいと思っているんです」と述べている。夫人の何気ない解説から、First Ladyがいたからこそレーガンは最も偉大な大統領として歴史にその名を残すことになったのだということが分かる。 レーガンとはいったいどのような人物なのかを、大統領夫人しか持ちえない貴重な視点から教えてくれる本である。 この「大統領の恋文集」が日本語に翻訳されることは恐らくないであろう。レーガンの伝記を1冊読んでからこの本を読めば、夫人の解説の意味することが一層よく分かると思います。
十年前学校の授業で見たのだが、ふともう一度見返してみた。
構成も脚本も映像も演出も素晴らしく十年の時間を感じさせなかった。
こういうのを名作というのだろう。
でも十年経った今のほうが泣けてしまうのはどういうことだ。
遠い日の恋心とか断ち切れない恋心とかを知ってしまった今の方が
心にしみる。純愛、それを本当に知ることができるのは
大人になって思春期の恋が思い出になってからなんじゃないかと
思った。
岩井監督は思春期の少年少女をよく描きますガ(リリイ・シュシュ、花とアリスなど)
ある程度大人の方にはラブレターが一番感動するんじゃないでしょうか。
とにかく今も、これからも色あせることのない傑作です。
手札1枚のゲームです。ゲームの流れは山札から1枚引いて手札2枚から1枚プレイを繰り返し、山札が切れたら探索フェイズ。手札の数字が若いプレイヤーの順から、ロストレガシーの場所を当てていくという簡単な流れです。
わずか16枚という枚数で、様々なドラマが起こるまさに「物語」を追体験できる内容となっています。 繰り返しますが基本は手札は常に1枚であり、それをいかに悟らせないかが鍵になります。 必ず発動する特殊能力も癖があり、それらを踏まえると正解は出せる??まあ出せませんよね?
そういう心理戦が主体のゲームです。
パーティゲームといったのは1発で脱落系カードがかなり多いからです。本筋としては一般的な勝利条件のロストレガシーを当てるのですが状況によっては当てるのが困難なこともあります。(ロストレガシーは遺跡か誰かの手札のなかに1枚です、遺跡が多いと判断材料がなくてほぼ運です) そういう時はほかの人をすべて脱落させれば勝利ですので、脱落させに行くというのも選択肢になります。ただしすさまじく運が絡むためそういう表現をしましたが実際は性格が強く出ます。そういうのをひっくるめて場がかなり盛り上がると思います。
ただ脱落した人は笑ってそれを受け入れられるのが一番ですが、それを受け入れられないこともあるでしょう。しかし問題はありません。このゲームは拡張セットがついており、任意のカードを差し替えることによりプレイ感覚がかなり変わります。脱落が嫌なら「脱落」系カードをすべて差し替えればいいわけです(完全な差し替えは無理だが途中脱落率を大幅に減らせます)。 カードの能力も相まって、脱落させるのが中心か?探索が中心か?もしくはすべて適度にこなすのか?もう運ゲー?とかいろいろな組み合わせができるため、メンバーに合わせた遊び方ができるのであまり人は選ばないと思います。
プレイアビリティも高く、セットアップ(準備)もほぼ一瞬。あまり戦略らしい戦略はないですが能力を上手く使えれば明らかに勝率は上がるのでプレイヤーの技能が意味を持ち運がそこまで過剰ではないのも評価できると思います。カード全32枚でこの価格をどう思うかは分かりませんが実にオススメです。
ジャンルはほぼ心理系ですね。ポーカーフェイスがキモwです。自分がロストレガシーを持っていたら、自分の番まで回ってこれば勝ちですが中々そうはいかないようです。
3本の短編(うち1作は前後編構成)が収録された作品集です。
巻頭に来るのは、実話を元に構成された作品です。日本が(欧米列強を相手に)戦争をしていた時代が舞台となっていて、また、扱っている題材が題材であるためにごく一部(?)の方々には受けが悪いかも知れません。今の価値観で見てしまうと確実に読み誤ります。(多分、「戦争は良くない」とかその程度の感想しか持てないでしょう。)
現代を生きる私たちの多くは日々の生活に精一杯で心に余裕を持てず、従って現在この日本を取り巻く状況を考えられるのはごく一部の人たちだけでしょう。本作では、「大切なもの」を守るために必要なことは何か、ということを考えさせてくれます。作中に引用される手紙の文面から伝わってくる感情に何とも言えない気持ちになりました。
あとの2作品のうち『HALF & HALF』は悲恋ではありますが、表題作に比べると楽な気持ちで読むことができます。『梓颯』(これで「あずさ」と読みます。)は、勘違いから始まった交際を描いた作品で、これは決して目新しいものではありませんが、なかなかよくできた作品でした。
読んでいて唯一「ん?」と思ったのが、(現在連載中の作品でも言えることなのですが)瀬尾さんの台詞まわしの中のひとつの「・・・は?」「・・・は!?」というものです。ほとんどの作品に言えることですが、私はいつもこの台詞に躓いてしまいます。まだ「・・・え?」「・・・えっ!?」のほうが場面的に良いのでは? と思います。ごく些細なことなので、減点はしませんが。
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