穂村さんの子供の頃のエピソードが、面白いですね。
「こんな本絶対に買うか!」と思っていた友人が購入し、 面白いから絶対買ってとの一押しで私も購入しました。
交換日記のような形で、 角田さん→穂村さん、 と順番に相手の手紙の内容に答えるような構成です。
日本だと、恋愛や愛についての内容って、 哲学の本で話題になったり流行ったりしないですよね。 エッセイという形で、ポップに?斜めに? 恋愛を語ることしかできない日本社会に少しさびしさを覚えます。
話題の一冊なので、買っても良いのかもしれません。 つまらなくはないですよ。 読書の箸休めには、なりました。
可能であれば、できるだけ立ち読みをおススメしますが。
久々にガツンとくる、読み応えのある小説を読みました。 家族3代の流れを記しながら、「敗戦から立ち上がり必死に頑張って生き延び、戦後の復興に乗っかった世代」「経済成長とともにバブルに向かった世代」「満たされた幸福の中でどんどん浮遊して行く世代」という“日本人の3段階”を、その家族の3世代に見事に投影させています。 登場人物のキャラが皆際立っていて身近にいくらでもいるような人物像だったりするために、思わず吹き出しそうになるコミカルな描写もあります。 全体的なタッチが非常に柔らかく、ゴツゴツした重厚なイメージはありませんが 読み終わった際に不思議な充実感を味わえる素晴らしい内容です。 終盤に現れる「希望」という言葉が、夜空に燦然と輝く星のように感じました。
このDISCは本編45分、特典映像77分の仕様になっています。
どこにでもあるような失恋の物語を、広末涼子さんが演じる女性の視点で描いています。
時間が短いのであっというまに終わってしまった感じでしたが、見終わった後はなんとも言えない爽やかな気持ちになりました。
特に大きな展開はなく「あるある!」といった感じのエピソードで構成されているので好感が持てました。
本編45分のほとんどに広末さんが出ているので、ファンの方にはかなり嬉しい作品かもしれません。
逆に他の出演者の方は出番があまりないので、そちらを期待している方の購入はお勧め出来ません。
特典映像は
メイキング(25分)
広末涼子・玉山鉄二インタビュー(27分)
劇場公開初日舞台挨拶(12分)
有村実樹・真山明大・劇場トークイベント(11分)
特報&劇場予告編(2分)
です。
帯やら新聞広告では「子を持つ女とそうでない女」の対立?みたいに書かれていたが全然違うと思った(いい意味で)。 確かに今、三十路半ば、兼業主婦ただしパート、子供1人のみ、のある意味小夜子そっくりの私に友人と呼べる人がいなくなっていることに気づく。 日々の家事、育児、仕事、雑事に忙殺されている。友達と呼べた人がまったくいなかったわけではない。だけど彼女らはかつてのナナコのように遠い存在、連絡すらとれないものが多いのだ。 家庭という殻の中で、ママ友という名の仮想友人?に囲まれた小夜子みたいな主婦はたくさんいると思う。 そしてまた葵のようなひともきっといると私は思いたい。「なんのために年を重ねるのか」と小夜子や葵のように自問しながら、もしかしたら逢えないかも知れない、そんな稀有な、存在を求めて、生きていくのかなあと切なくなった。 恋人を見つけるよりも、夫を見つけるのよりも、ずっとずっと、友達を見つけることのほうが難しいと感じるこの頃の思いに、この本はすこしでも支えになってくれた。
料理を作ること、食べることで
その人の人間関係や内面に抱える課題が解決されていく小品です。
温かくて、ほろりと寂しくて
でも読み上がりはすっきりしてます。
短くて、地味とも思える題材なのに
なんでかな
人の身近な問題を扱っているからか
親身になってしまう。泣いてしまう。
短編集だけど、登場人物が次につながっていく
リレー形式なのも、世界がつながっている感じがして
面白いです。
ベターホームに通ってた頃、
月報誌に連載されていたのがきっかけで、現品購入しました。
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