突如現れた妖精・アルカの幻獣に取り込まれてしまったキャット。 都はキャットを救い出す事が出来るのか? そして突然やってきたキャットの母、その来日の理由は? ドキドキハラハラ(?)の第2巻、ゼヒ読みましょー!
痛くもなく重くもなく、ただらぶらぶにやさしい話でした。あんまし意味ないという感想もあるかもしれないってくらいですが、基本になっている底流みたいなものがやさしいので、読後感が悪くないです。 特筆すべきは、天原先生つきもの(笑)のちまっこい人外生物がいなかったこと、でしょうか。 こういうのはこういうので、他の作家さんとは全然違うなあと思うのですが、やっぱりファンタジーも読みたいなって気にはなります。(笑)
主人公の都は、突然やってきたある国の王子、キャットルードに求婚されてしまいます。 戸惑いつつも心を開いてゆく都…。そんな二人のほのぼのとするこのお話、読んで損はありません!
カタリアツメベのときみたいな、天原さん独特のファンタジー世界で、
とても楽しかったです。キャラクターがそれぞれ魅力的で、とてもかわいらしい。
あり得ないのに、あるかもーと思ってしまいそうな、小さい頃の「お話」
のような魅力があります。
ちょっと感受性の強い主人公(でも気が強い)と、無敵?の「人でないもの」
ローズちゃんがとてもかわいらしくて、魅力的でした。
和服姿というのが。異色な気がしました。 女の子が相変わらず一生懸命で可愛いですね。 魂返し(死者の霊の呼び戻し)っていうのはよく見ますが、こんなふうに 相手の心の中に持っている影を読みとるというのは独特の設定だなあと思いました。 ただ、せっかく「新月」という設定があったのに、それに関する話も説明もなかったのは残念。 ページ数や連載回数の都合もあったんでしょうが、そこをもうちょっとつっこんでいれば、 話がなんとなく恋愛モノに終わらず面白かっただろうなと思います。
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