クラシックへの入り口としてこういうシリーズはとてもいいですね。
初心者には入りやすい入り口というものがあると、とても助かります。
のだめのお陰でクラシックの状況もやや上向きになりましたが、全国でオケが苦しい運営をしている現状には変わりありませんので、少しでもクラシックの間口が広がるといいと思います。
たしかに交響曲の4つの楽章には意味がありますが、そんなものは興味が出てきた時に知ればいいだけの話です。
音楽の正しい愛し方なんてありませんよ。
あなたが良ければそれでいいんです。
さぁ、どこかで聞いた事のあるメロディーがいっぱいです。
楽しんで聞こうじゃありませんか。
価格は同じクラシック系では3000円と平凡だが、6枚組は想像していたよりもボリュームが多い。
クラシックにこだわりのある人はこの選曲は許せないかもしれないが、それ以外の人なら楽しむことができるだろう。
6枚のCDはそれぞれ異なるコンセプトで選曲されているので自分が好きな曲調を選んで楽しむことができる。
さまざまな音楽家や楽団の曲が収録されているので、自分に合うものを探しているときには便利な1枚。
このCDで幅広くクラシック音楽を聴いてみて、もし気に入った作曲家がいれば次はその作曲家の音楽を買って深く掘り下げてみるというのも良い。
クラシック音楽に興味を持っているが、何から聴いたらいいか分からないという方にもおすすめする。
自分のお気に入りの1曲を探すことができれば、生涯の友として長くつき合うことができるので幅広く聴くのは悪くないと思う。
子供の時(レコード時代)から聴いているので、わたしの中では、ショパンといえば、ジョン・オグドンです。とにかく、豪快で力強く、同年代のアシュケナージと対照的です。けれども、繊細な曲もとても美しく、素晴らしいので、豪快さと繊細、共に十分楽しめるCDだと思います。
このCDはハンガリー狂詩曲、超絶技巧練習曲「マゼッパ」、「鬼火」、「ラ・カンパネラ」等リストの名曲揃いというコンテンツとしてはかなり充実したものとなっている。ただ、残念ながら演奏個々が最高に素晴らしいという訳ではないと言わざるを得ない。
確かに「半音階的大ギャロップ」では技巧性、音楽性共に素晴らしいバランスで弾ききっていて、簡単に言えばGeorges CziffraとJorge Boletを足して2で割ったような演奏で名演であるとは思うが、前述の超絶技巧練習曲でははっきり言って、特に「鬼火」で速度にこだわり過ぎて音楽性が考えられているとはなかなか考えがたい。もちろん、超絶技巧練習曲において重視されるのは技巧性であると仰る方もいらっしゃるかもしれないが、超絶技巧練習曲においても速度、技巧性、音楽性共に両立できるという事もあるのだ。例えばその良い例は小菅優であると思う。彼女の演奏はおそらくFranz Lisztが演奏していたであろう速度に引けを取らず、その音楽解釈は、特に2番と「鬼火」、10番、そしてこのCDには入っていないが「雪嵐」においては素晴らしいものがあると思う。
John Ogdonの技巧性は決して低いものではなく間違いなくかなり高い部類に入るという事は疑いが無いが、特にマゼッパにおいてやや音一つ一つのタッチが大ざっぱである様に感じられた。もちろん他の曲が全てそうではないがあくまで個人的な感想だが音の強弱などに微妙なむらが感じられた。しかし、Franz Lisztのヴィルトゥオーゾ性を楽しみたいのであれば十分満足のCDであると思われる。
好きな曲をずっと聴いていたいという希望が叶えられる楽しい1枚です。どの演奏も個性に溢れています。「ザ・ベスト・オブ・チゴイネルワ」(何故かAmazon表記では途切れている)と共に、是非続編を作って欲しいと思います。もっともっと、いろんな人のラ・カンパネッラを聴きたいです。
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