3巻あたりのダラダラ感が嘘のように話が急展開します。
赤松はフィレンツェで夢をかなえ、泉のヌードを描き、 ついには銀座の画壇で彗星の如くデビューを果たす(話が進むたび、これは妄想オチなのではと思ってしまうほど)。 しかし、赤松の目的はただひとつ。それは、彼に片思いを寄せるつねの前で残酷に告げられます。
では、彼の目的は達成できたのか? …その答えは示されぬまま、何事もなかったかのように話は向島の日常に戻ってしまいます。 (確かに、柳さんのその後は気になっていた所ではありますが…)
脇キャラの問題をほどきつつ、物語は収束に向かっていくのでしょうか? その答えは向島に戻った泉が握っているはずなのですが…。 この巻の後半は、そんなモヤモヤ感を残したままの進行となります。
この作品のもう一つの軸?である、トキばあたちの暴走は相変わらずで楽しめます。 今回は、彼女たちが結成するサイバーパンクバンドの適当っぷりが炸裂しており、爆笑しました。 この巻まで追いかけてきた読者は、本題と一緒に展開される彼らの茶々入れを楽しめる人でしょう。 それは良いのですが、主人公・紺野泉に「この街で自分を変えたい」とまで言わせておいて、 その結論は……??な展開に、えっ!…ん?となる巻だと思います。
天水館を救うためにがんばってきた尼〜ズのみなさんだけれど、気持ちの行き違いから結束があやしくなる。ひとりひとりの気持ちを思いやることが月海にも蔵之介にも必要なのだという展開は説得力があって納得できる。そしてきっとなんとか乗り越えて行くんだろうなと思う。新キャラのインド美女のニーシャさんが素敵。美人で頭が良くて、ナチュラルな大阪弁の突っ込みが鋭くて。蔵之介のお兄ちゃんのシュウシュウはほんとにいいヤツだなあ。そして実は有能なジジ様もかっこいいわ。この8巻がとても面白かったので、アニメを見たら、これもすごく出来がよかった。スタッフもキャストもみんなこの作品を好きで楽しんで作っているのがわかる。シュウシュウが諏訪部さんで、花森さんが子安さんというのがすごい。アニメを見てからマンガを読むと、二人の声に上書きされて聞こえてしまう。花森さん、無駄にかっこいい声で、本当に残念感がはんぱない(笑)。続きもぜひアニメになるといいな。
友人のススメで読みましたが、めちゃくちゃおもしろいです!!
まさに抱腹絶倒!!
私はまだ子どもがいませんが、
5、6歳くらいのお子さんがいて、
子育てが若干、ひと段落ついたママが読んだら、
間違いなく大爆笑すると思います!
ただ、主人公の赤ちゃんこと、“ごっちゃん”は、
かなりワガママで俺様(作者いわくキムタク状態)な性格なので要注意。
妊娠中の人に貸したところ、こんな大変なことが待ってると思うと、
ちょっと怖くなっちゃうなーと言っていたので、
出産を間近に控えている人は、今はやめておいた方がいいかもしれません。
私自身の感想では前の巻は作画も話も失速しているなと言う印象だったのですが、 この巻は新しく動き出しているなと思えとても面白かったです。
月海は未だホヤホヤしっぱなしですが、それでも行動に蔵之介の存在を口に 出す事が多くなっていて、今現在の本命はのシュウシュウに向ってても そのうち気が付くのかなーという風にも思えました。 蔵之介は蔵之介で本気でアパレルの事を考え出したり、天水館のみんなでも 着たくなる服…ユーザーの立場に立つ所へと足を踏み出しており、 この先が非常に気になりますねー。
蔵之介の母、稲荷さん、天水館の事など、色々絡み合ってどう進むのか 楽しみです☆
僕も美大出身なんで、この自惚れとカルチャーショックはすごくわかります。 にしてもホントにアキコ先生のキャラが立っていてめっちゃ頭に入るテンポですwww 誰しも若い時に一回は崖っぷちの戦いを強いられることになります。これは、ホント崖っぷちの戦いだ・・・・ しかし、このテンポでいけば、この展開はついに、努力が報われるときが来たのか!? ってとこからの突き落としが笑えない・・・・ 早く二巻が読みたいです。 職人稼業の道。
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