題名にスキャット、ボッサとあるのでもっぱらソフトロックぽい音楽が集っているかとおもえば、それだけにあらず。たとえば試聴のできる2曲目を聴いていただけば解るとおもいますが、三木鶏朗先生直系と呼べそうな曲。こういう曲がたくさん入っていました。もちろんソフロ寄りの曲も多く、それらはもっぱら23曲目以降に収録されている印象です。ソフロ歌謡、コマソン、冗談工房界隈の音楽が好きな私にはとても楽しめました。
前作「銭」をはじめ、どちらかというとレポート・ハウツー的な漫画を得意としてきた作者ですが、今作品は彼の長いキャリアの中でで培った情報が随所に生かされた、集大成的な作品になっています。また作者自身の実家における「限界集落」に近い生活体験が、リアリティを高めるのに大きく貢献しています。 2巻目ではイベントを成功に導くまでの綱渡りのハラハラ感、またその後の新たな「敵」の出現と、ストーリー展開に「緩み」がなく、一気に読ませます。
浅田次郎のテイストを強く感じるので、特に浅田ファンだったら是非読んで欲しい。面白いです。
イタ イタ イタ 痛面白い
出てくるキャラは痛いが、こりゃけっこう真面目な 起業マンガだ。 ビジネス企画の要素がつまってる。
「ホリエモン絶賛」という帯を見て、逆に買うのを やめようかと思ったが、なるほどホリエモンが絶賛 するのもわかる。
都市被災編と書籍流通編は著者の実体験もあって非常に面白い。 後半のメインとなる放射線の測定うんぬんは込み入った話だが、興味深い。 素人がガイガーカウンター持ってウロウロしてみても、 簡単には被ばく量は測定できないってことのようだ。
…ただ、経済編は何の基準で選んできたのか知らない経済学者に、 「そんな訳ないでしょ」「間違い」とだけ言われて、その自説を鵜呑みにするのみ。 これだけではいわゆる経済の常識?への反証にもなってない訳で、 資産の話と生産の話とをごっちゃにしていたり、読んでいて胡散臭いことこのうえない。 説明は受けたが難しくて漫画にするには不適だったのだろうか? それはそれで問題があるが、著者の力量から推測するに疑問を感じざるを得ない。
後半の復興より復旧が望まれてると言うのには納得感があったが…。 この一遍に関してはおかしいと思わざるをえず、蛇足を感じたしだい。
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