この作品は2003年夏から秋にかけて夜23:00から放送されていた NHK連続ドラマのDVDの2/3巻目です。 放送当時からNHKドラマHPの掲示板では、とても良い作品だと、とても感動した、 と言う書き込みが毎日多数書き込まれて、ひっそりと非常に話題になっていました。 (現在も掲示板は読むことは出来ます)
そんなこの作品はケイ(木村佳乃)とニコ(子役の永井杏)、恋人役の晃太郎(沢村一樹)、 親友役のユンソナ、ケイの母親役のこずえ(長山藍子)などが、 温かくて切なくほろ苦い愛情を紡ぎ出していく作品です。 特にケイとニコが本当の親子以上の関係になっていく様は、 演技と言うより、本当に自然で、本当に仲が良いから出来る、 そのいつもの風景を切り取った様な。 またこずえの言葉一つも本当に台詞?と思わせるような自然で温かい言葉で胸が詰まります。
心打たれるシーンは毎回と言えばそうなのですが、その中でもいくつか挙げると 第4週「秋、家族のかたち」の 15話でこずえが母親美冬の言葉で傷ついているニコを励ました場面。 「誰かが痛い思いをしながら、涙を流しながら、ニコちゃんを産んだことだけは、嘘じゃないから。」 こずえがニコを想って言った言葉。胸が詰まります。
それから16話で、ニコが子供ながらケイと晃太郎が本当の親ではないという悲しい現実を理解していること 「ケイちゃんはお母さんじゃないし、コウちゃんはお父さんじゃない。 そんなの分かっとうよ。楽しいことにも終わりがあるって、分かっとうと。」 やっと少しは幸せになれたニコ。でもこの幸せも一時のものですぐに消えてなくなってしまう。 そんなニコの寂しい気持ちが切なくてなりません。 一番愛情が必要な、愛されるべき、まだ子供なのに。。
NHKと言うこともあり、あまり世間的には話題にはならなかったのですが、 この作品は2003年でもNo.1位の感動作だと思います。
最終巻です。ニコの父親が誰なのか、遂に発覚します。 注目すべきは、紫野美冬の人間的側面が初めて描かれているところです。彼女は何のためにニコを産み、なぜニコの存在を隠し続けてきたのか。彼女が見せた涙に、ぐっときました。 「仁子」という名前の由来、ケイの切ない過去など、小さなエピソードも秀逸です。 父親問題がひと段落したとき、ニコ、ケイ、コータローは、それぞれ未来への決断を下します。 NHKドラマとはひと味違ったラスト。私のような原作ファンの方も、ドラマから好きになった方も、両方楽しめる最終巻だと思います。
この作品は2003年NHK連続ドラマのDVDの3/3巻目で ケイ(木村佳乃)とニコ(子役の永井杏)、恋人役の晃太郎(沢村一樹) 親友役の花名子(ユンソナ)、ケイの母親役こずえ(長山藍子)などが 温かくて切ない愛情を紡ぎ出していく作品です。
心打たれるシーンを幾つか挙げると 第6週「春、スキャンダル」で ニコが女優の隠し子である事をゴシップ記者森村に探られて晃太郎に相談しに行く場面。 「もう自分のこと隠したくない。誰にも嘘つきたくない。私何も悪い事してないのに。」 「お父さんの事だって知りたいよ。私のこと知らないならちゃんと知って欲しいよ。」 「私がここで元気にちゃんと生きてるって知って欲しいよ。」 子供なのに我慢して大人にならざるを得なかったニコ。涙が出ます。
また最終週「夏、幸せの歩き方」の25話でケイが森村に言った強い言葉 「美冬さんの事どう書こうがそれが真実なら仕方ない。 でも、ニコはただ生まれてきただけだよ! あの子には幸せになる権利がある!」 ケイのニコに対する愛情、強い気持ちが伝わってきます。
あと26話でこずえが落ち込んでいるニコを元気つける場面 「笑ってごらん。笑うと世界が変わって見えるから。」 「そうすれば、そのうち向こうから幸せが勝手にやって来るんだぁ。ニコニコ、ニコニコーってね。 ニコの笑った顔とその名前良く似合ってるよ。」 優しい、温かい言葉ですねぇ。
そして27話でニコが大杉蓮扮するガイセイバーに助けられケイの所に帰ってきた場面 「私守られてるって思ったよ。私、幸せな子だよね。 お父さんに会えんでも、お母さんが見てくれんでも、ちっとも寂しくないやって思った。 だって私は一人じゃないから。」 「あったかいね、ケイちゃん。」 「そうだねぇ。」 演技とは思えない自然な感じ。
ケイや晃太郎、こずえや花名子、そして学校の松本先生や友達、 色々な人に助けられ励まされて、 やっと幸せを歩き出したニコ。
本当に良かったねと心から言いたくなる作品です。
ニコニコ日記は、読む人、観る人の心を優しい気持ちにさせてくれる、素敵な作品。もちろん、ドラマで使用された音楽も手抜きはありません。ニコニコ日記の世界を美しく優しい旋律で奏でてくれます。ニコニコ日記を彩りよく盛り上げてくれた素敵な曲が、このCDに収録されています。(ガイセイバーも格好良いです!)きっと音楽を聴くだけでも、優しい気持ちになれるでしょう・・・そして、もう一度、ニコニコ日記を開いてみてください。本多俊之さん、素敵な音楽をありがとうございます!!
そして毎回同じところで、笑ったり、泣いたりしています。 本当に、このドラマと出会えて良かった! ドラマとしての面白さも勿論のこと、木村佳乃さんと永井杏ちゃんの 魅力のとりこになりますよ。 大袈裟じゃなく、☆100個くらいつけたいところケロよ。
|