やはり、画質は期待できそうもないようです。 しかも、やはり値段がお高い。 中田喜子さんのプログに、ドラマでの使用曲の件に 関して流用曲の著作に触れられてました。 どうやら最新技術で、曲の淘汰、もしくは入れ替えがなされているようです。 それでも、このドラマのDVD化は、凄いことなのかも知れません。
もう最悪という枠を超えて次から次へと災難のふりかかる家族。 とことん暗いと言えば暗い。観賞すれば実際、鬱になるような感じ。 それでも、名作と呼ばれるドラマ。 また、じっくりと観賞してみたかった待ちに待ったドラマです。
が、しかし、今回は残念ですが見送りたいと思います。 お値段がお高い・・・・
たしか中学の正月明け、コタツで母親と一緒にみて
面白さにグイグイひきこまれ、はまったのを覚えています。
以来、向田邦子は私のなかでお気に入り脚本家になりました。
ドラマとしてもあの緊張感を凌駕するものはいまだ無し。
しいて言うなら、同じNHKでやっていた佐々木昭一郎氏
の映像詩「ユートピアノ」(だったかな?)ぐらいです。
当時NHKがいかに高レベルだったかがわかります。
なんとかスガコなんかと同列にできない、まさに日本ドラマ界
の金字塔といっていいと思います。
草なぎ剛くんのファンなら、絶対に手に入れるべきです。アメリカに渡った一世の長吉とその息子二世の一郎を演じたわけですが、同じ役者だと思えないほど、見事に演じ分けています。演じ分けている、と言うよりも、二人の魂が剛くんの中に、生まれたような素晴らしい演技でした。
ここでは、詳しく出しませんが、忘れられないようなシーンが沢山あります。是非どのシーンも見逃さずに観てほしいと、思います。
実は、第5話には、剛くんは、ほとんど出ていません。でも、松山ケンイチくんが、大活躍します。新しい魅力的な、俳優さんを発見した喜びがあります。二人の妹役の女優さんも、素敵でした。
今まで知らなかった出演者の中では、特にイモトさんが、とてもよかったです。若くて土の匂いがするような女優さんてなかなか見つからないように思いますが、彼女はとても魅力的でした。イモトさんと剛くんが港で出会う場面は、本当にかわいらしくて素敵です。シリアスなシーンが多い中、忘れられないくらい、魅力的な場面です。全体的に、キャステイングが完璧で、芸達者な役者さんに囲まれて、剛くんの才能がキラキラ光っている作品です。
メイキング映像も、かなり見応えがあります。出演者、スタッフの皆さんの力がこめられていると、実感します。
もちろん、とてもダイナミックなドラマなので、なかなか取り上げらてこなかったアメリカの日系人たちの、歴史を伝えるためにも、良い作品だと思います。大自然の美しさを堪能するためにも、Blu−rayをお勧めします。
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