物狩人も5作品目となり、ますます乗ってきました。ミスター・クラウンとの対決も目が離せなくなってきており、次作が待ち遠しい。今回の書物輪舞も期待を裏切りません。前作が長編でしたが、また短編にもどりました。面白い点は、みなさんがレビューに書いている通りです。ほかに私からつけ加える点は全くありません。そのとおりです。
シリーズを何回も読み返しているうちにハッと気がつきました。書物狩人のパターンは、ゴルゴ13! どうして今まで気が付かなかった。それはハマるわ。ゴルゴ13、昔読みましねえ。
依頼人がいて、依頼人の希望をかなえる。 あるいは依頼人がだます場合もある。 しかしゴルゴは裏を読む。 世界をまたにかけ、その道の第一人者である。 その卓越した能力で依頼を遂行する。 各国諜報機関やバチカンが関る。 主人公は日本人らしい。 きれいどころも登場する。 各国の歴史や世界情勢が勉強できる。
どうです、ゴルゴですよね ギャラリーフェイクと言った人もいますが、スナイパーと書物より、美術と書物の方が近い気もしますが。と思っていたら、手塚治虫のブラック'ジャックじゃないかとも。レディBがピノコ(タイプは全く違いますが)、ミスタークラウンは、そうドクターキリコですね。 黄金のパターン。これは面白いわ。しかし毎回こんなすごいストーリーがよく思いつくと尊敬します。 ゴルゴやブラック'ジャックと同じように、長く続くことを期待します。
TVシリーズの構成やOVAシリーズの脚本を担当された隅沢克之氏の手による小説であり、ガンダムW正統なる
続編ということで購入を決心しました。
前作より数十年後の未来、新たな暦MC(マーズセンチュリー)を舞台に、謎の計画『オペレーション・ミュートス』
発動任務を負った、一人のプリベンターの視点から物語は始まります。序盤から良く知る顔も出てくるし、何だか
驚くような事態になっているし、期待感を高める要素は盛り沢山です。
「贖罪の輪舞」と銘打たれた1,2巻は、あるメモリーに記録されたトレーズの過去が物語の中心に置かれ、その
人格形成に関わる重要な出来事が、混沌の時代と共に語られていきます。
このように後になって作品の過去が描かれるケースでは、どうしても「こじつけ」と感じる設定が出てきます。
作中にも気になる点は度々見受けられましたが、これはファンならではの贅沢な不満かもしれません…
反対に、例えば自身の持つトレーズ像と小説中のそのセリフとがかっちりと重なるような、これはまぎれもなく
自分の知っているガンダムWだと、実感できる場面もありました。
まだまだ始まったばかり、この先どう転ぶか心配もありますが、読了後の感想は「先が気になる!!」です。
新シリーズの幕開けとして十分なスタートが切れたのではと、星4つ付けさせていただきました。
イラストも随分増えて、えろさもかなり増してます。
書き下ろし小説と描き下ろしイラストもえろいです。
この調子でいけば次回もあるんじゃないのかな?
ホームページにある小説は、このゲームが始まる前のエピソードなんですが、小説にしないでここからスタートにすれば、このゲーム自体の話の奥行きが深くなり、ボリュームもよくなったかと思います。非常に勿体ない。ホームページ見て期待を膨らませる作戦だったのでしょうが、裏目にでましたね。 25周年ということで期待していましたし、過去の作品の登場人物がもっと登場するかと思ったのですが(少々ニヤッとさせるところもありましたが)、上手くいかないものですね… ゲームシステムは、悪くなかっただけに、もう少しファン側に立って作りこんで頂きたかったです。 次回作に期待します。
セリフも少なく年代や説明の多い歴史小説かなと思ったのですが、 全くの逆で、肩の凝らない舞台小説で、さくさく読めます。 私も舞台を初めて観たとき、トートとエリザベートの恋愛関係が イマイチ理解が出来なかったのですが、小説の中で背後関係とか、 劇では表現できない心の内なるセリフ(特にトートダンサーの心の内などは 舞台では全く無視されているので興味深い)を読む事によって、 そうだったのか!と納得する事が出来ました。 それもそのはず、舞台を手がけた小池 修一郎氏が訳してるのですものね・・・ 観てから読むと、セリフが全てメロディーに乗って読めるので、楽しいし、 読んでから観れば、小説の中の登場人物が実体となって動き歌う姿を観れるので、楽しいと思います。 勿論、舞台を観る予定のない人にも、娯楽小説として、楽しく読めますよ!
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