オランダのゴシックロックバンド、ギャザリングの2012年作 ヴォーカルにOCTAVIA SPERATIのSilje Wergeland嬢を迎えての2作目で、 サウンドは前作からの流れにあるアンビエントな雰囲気の女性声ロックという作風。 しっとりした女性ヴォーカルの歌声とアンニュイな浮遊感で、やわらかな叙情を聴かせる。 メタル色は薄いが、けだるさを含んだモダンな女性声アンビエントロックとして楽しめる。
脳みそホエホエ氏による はにラジ〜FAの初期までの画集です いわゆるムックであり、CD-ROMではないので購入される方は注意してください 上記のイラストと解説が主ですがぷりぽん企画のイラストの収録や夜明けなの漫画特別編、 当時のイラストを今描いたらどうなるかなども含まれているので オーガストファンなら持っていても損はないと思います
CD-ROMとの表示間違いおよびラフがほぼ皆無なので星4つで
意外と普通の音だった。コンセプトアルバムの様だが♀Vがなかなか清楚感と裏腹な暗さが有り合っている様だ。凍付いている景色が明るめに浮かぶ。もう一つ陰鬱さというかほの暗さが漂えば申分ないのだが‥
ブッカー賞はやはり英文学の最高峰の一つであって、我々ネイティブでも専門家でもない人間には難しい部分があるな、ってのを痛感させられた作品でした。中には分かり易いのもありますけど、この作品は正直言って、私には大変でした。 アイルランド人であるAnne Enrihgtが、アイルランド人の目でアイルランド人のことを書いた小説です。9人兄弟の真ん中くらいで生まれた普通の中年のおばちゃんが、亡くなってしまった一つ年上のお兄ちゃんの亡骸を引き取りに行き、そして家族が集まって彼のお葬式をするというお話。お兄ちゃんは飲んだくれでラリパッパで、死んだって仕方のない野郎だったけど、でも彼の死にはもっと別の深い深い理由というかきっかけがあって、それを知っているのは一つ違いの妹で、小さな頃お兄ちゃんと一緒にお祖母ちゃんのところに預けられていた私だけなんだよ、という具合に追憶が続いて行きます。とても重苦しくて暗い話。兄弟もまともじゃないし(主人公は比較的まとも)、親も、祖父母も、叔父さんまでもが変梃りんでどこかにひっかかりがあって。それがどうしてこう見事に、話全体としては最後に、「前向きな生」というものを力強く謳い上げて行くのか。「ブッカー賞作品だから」無理してひいひい言いながら読み進めていただけなんですが、結局は最後に熱く胸を打たれて「やっぱブッカー賞なんだ」としみじみ思わされてしまいました。 素人の英文学フリークとして、たくさんの作品を読んで来たつもりの私ですが、アイルランド人の「英国人はこうだから」と言う呟きを聞いたのは初めてで、余りピンと来ませんでした(英米の違いなんてのはよくあるけどね)。凄い作品ですけど、読むなら頑張って下さい。素人の触れるレベルにはないと思います。
面白いです。ホームページではそれぞれの言葉に逸話が書いてあったそうですが、それも読んでみたいです。 でも箴言集としては、いまひとつ。悪魔の辞典 (角川文庫)と比べるとひねりも毒も少し足りない。 筆者の場合、エッセイ(本書は厳密に言えばエッセイではないにせよ)より小説が売れるのもわかる気がします。理が勝ちすぎるというのかなぁ。
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