素材(ライター・原画)が良かろうと、料理人(会社)が駄目ならいくらでも崩壊するのです。
突如として発表されたロミオ一年ぶりの新作に、期待は最高潮。 しかし蓋を開けたらそこは夏伊豆ばりの阿鼻叫喚でした。 これから盛り上がるであろう場面のテキストが、思い切り抜け落ちてますよ。そりゃもうスッポリと。 例) 「しかし異変は起きた」というシリアスな展開を予感させる振り ↓ 『いきなりED間際のバカップルになってる二人』 意味がわかりません。 その後素晴らしいEDを聞きながら 「はたしてこれは一世一代のギャグなのか……?」と首を傾げるのは些か悲しすぎます。 現段階ではSLGにした意図も不明です。 しかしながらやはりロミオテキストは健在でした。
友人がオケでやっていましたが、音大からオーケストラに
入れてもその後も全国行脚のような日程とか聞くと大変な
世界だなと思っていました。
この作品では、あるオケに天才的な指揮者が入って演奏会を
開くという物語です。
初めて指揮者と楽団員が出会うとき、お互いに相手の力量を
はかり探っていき、信頼ができないとき ふたつはどうなる
のか。。。
表紙の女神は、長年勤めた会社を辞めて放浪していた女性。
彼女は海辺で老人に出会います。たわいもない会話から話は進みます。
そんな序章から軽快な会話は読者を笑わせてくれつつ世界に
引き込んでくれます。最後に進むにつれて 最初乱れていた
オーケストラの音も物語の展開も 高みを目指していきます。
演奏会もままならないオーケストラ、そこに新しく加わる
指揮者、そして女性は 女神になれるのか。。。
最後にそっと本を閉じたときに、ほんわりした気持ちになれます。
癖のない、さらりと飲める焼酎。私は芋焼酎の甘さが非常に苦手なので、探してた一品に近いです。 残念なのは華やかさに欠けるところ。ただ、お値段の割りに内容、バリューは高く、もう少し評価されるべき酒だと思います。
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