2ndでのラテンから一転、3rdは純粋なメロディックパワーメタルで文句なく格好いいです。クラシカルなイントロからってのはお約束ですね。今までにない程ヘビーメタルを感じる曲が多いのですが、やっぱり他のバンドとはちょっと違うANGRAらしさが感じられていいです。今作はギターがかなり前面に出ていてかっこいいです。
ブラジルのメロディックメタルバンド、アングラの5th。2004作 新生ANGRAの第二弾。前作「RIBIRTH」は、新Voエドゥの加入もあり、 世間的な期待からも「傑作」を余儀なくされた作品だったと思う。 確かにクオリティは高かったが、「定型内の傑作」という印象だった。 さて、それに続くこのアルバムであるが、十字軍の騎士をテーマにした シリアスな宗教色の強いコンセプトアルバムとなっている。 1イントロ~2の疾走曲はお約束として、3以降の楽曲に聞きどころが満載。 相変わらずのシンフォニックな疾走感に加え、今回はインスト部のアレンジに プログレ的要素が多く見え、彼らの知的な部分がサウンドに現れている。 キコ・ルーレイロの巧みなギターワークを中心に、演奏のレベルは実に高く また、確かな実力で曲ごとに表現力をそなえたエドゥのVoも素晴らしい。 楽曲はメタリックなヘヴィなものから、民族色のあるシンフォバラードまで幅が広く パーカッションや弦楽器の使用など、ライブでの再現が楽しみ。 曲の構成という点でもアルバム全体に隙がなく、名実ともに「傑作」に値する。
ANGELS CRYの衝撃から早や8年、ついにバンドは分裂しちゃいました。KIKO,RAFAEL両guiteristがバンドを継承し同郷(BRAZIL)の元SYMBOLSのEDU FALASCHIを新Vo.として迎え4枚目の新作をついにリリース。3枚目まではリリース毎にクラシカルな要素より民族要素が強くなり賛否両論でしたが今回は原点に返りファンはもとより多くのHMリスナーから支持を受けた作品です。 ANGRAを知らない人のために参考に:クラシカルな要素を含んだブラジル産のギターとコーラス出身のスピードメタルバンドです。HM/HRを聴かない人にも一家に1枚あってもいいかなぁと思う作品です。 ちなみに元Vo.のANDRE MATOSはHEAVENS GATEのSASCH PAETH(1stのproduce)とVIRGOなるプロジェクトを作りました。こちらはサウンド的に全く違うので要注意!
はじめは なんか久々のアングラだったので路線がずれたかと思いましたが、 聴いてるうちに、「あ、やっぱりキコルーレイロさが出てる」と思いました。
良いと思います!
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